活動報告

地元の力で対応していけるような支援の形に少しずつ変えていきます

活動日:2019年11月23日
主な活動場所:長野県長野市
 

 

【本日の活動概要】
災害ボランティア救護所支援をおこなった。

昨日の医療調整会議で加湿器の清掃を怠るとレジオネラ菌が蔓延する報告を受け、清掃を試みたものの手が入らない箇所もあるため、今後の対応を検討していくとのことでした。 仮設住宅については応募がスタートしたり着々と前進しています。「仮設住居へ移った後の介入はどうなるのか、医療につながる情報はどこへ発信すべきか」と言った質問がありましたが、保健師へ報告をまとめていくようです。

【津野サテライト】
マスクやゴーグル装着に対しての啓蒙や装着方法の指導を行いました。 本日は風が強く、粉塵舞う中での作業になることを見越してゴーグルを持っていくボランティアが多く、数量不足が明らかでした。新品を持って行かれる方にはレンタルという方向にして、返却を促しました。 防塵マスクの装着方法のポスターも掲示しました。ポスターを確認してから装着される方もいましたが、大抵は正しい装着方法を理解せずに持って行こうとされる方が多く、装着方法についての声掛け・指導を行いました。

うがいに関しては、準備や声かけは社会福祉協議会(社協)の方々が率先して行っており、ボランティアも粉塵の多い場所での活動であったため自らうがいをされに来られる方が多く見受けられました。

本日の津野サテライトでの外傷者は4名。 災害関連は2名で、1名は岩を動かそうとして爪を引っ掻けて剥がれた20代男性と、釘で手の甲を引っ掻いた50代の男性1名でした。その他は靴擦れとあかぎれがありましたが、いずれも軽傷なため病院搬送者はいませんでした。

【りんごサテライト】
ボランティアの方々の活動終了後の手洗いうがいは、平日より人数が多く人溜まりが出来てしまったため、多少の声掛けを実施しました。本日は傷病者対応はありませんでした。

11月下旬に訪問した精神のフォローが必要と思われる住民についてHuMAから報告したことで、津野サテライト担当者が調査してくださり、うつ病があることや家族に関する情報を少し把握できたとのことでした。住まいのことや今後の生活のことについて、社協でフォローできるかもしれないとの報告を受けました。

また、社協が本日地域巡回を行いました。住民の方々は病院に行って常用薬を内服することはできており急を要する案件はないとのことでした。ただ、肩こりや腰痛を訴える方がおられ、住民の方々の話を聞いて欲しいという依頼があったので、月末の住民向けのサロンにてHuMAが健康相談ブースを開くことを承諾しました。りんごサテライト近くの穂保研修センターで行われるそうです。

【農業ボランティア:アグリながぬま】
朝、JAへ挨拶に行き、前日は傷病者の発生がなかったことを確認し、外傷者発生フローをラミネートしたものをお渡ししました。この日も農業ボランティアの傷病者の発生はありませんでした。

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長野市北部災害ボランティアセンターの会議では、本日の傷病者数の報告を行いました。また、ゴーグルの使用者数が多いがゴーグルが不足しており、本日はレンタルとして返却したものは全て清拭し、明日使用できるようにしたと報告しました。社協からもレンタルの方向で検討していくとの返答でした。

ボランティア数は、りんごサテライト750名、津野サテライト399名でした。 赤沼サテライトで釘の踏み抜きによる外傷者がいましたが、軽微な傷と社協の方々が判断して病院受診をしなかったとの報告がありました。赤沼では賛育会の看護師が救護対応しているため、軽微な傷であっても医療者へ連絡するようにとの伝達がなされました。 また、社協から、心疾患があり精神的に不安定な様子がある住民がおられる、との報告がありました。それに対しての対応について明日確認しようと思います。

 

りんごサテライトの様子 災害NGO結と連携して活動する

 

津野サテライト。紙コップを置いておけば、ボランティアさんたちが自主的にうがいをしてくれる HuMA看護師が作成した「防塵マスクのつけ方」