活動報告

これまでの活動内容と提言などを記した報告書を関係機関に渡しました。健康相談も行いました。 

活動日:2019年11月28日
主な活動場所:長野県長野市
 

 

【本日の活動概要】
災害ボランティア救護支援、最終報告の挨拶回り、活動引継ぎ、撤収準備をおこなった。    

明日でHuMAの活動も終わりです。HuMAは毎ミッションで撤収時に、これまでの活動内容と提言などを記した報告書を関係機関にお渡しします。本日はHuMA理事長と看護師が、HuMAと協力して活動して頂いた関係者の皆さまに報告書の提出をすると共に感謝の気持ちをお伝えしました。

【りんごサテライト】
ボランティアは85名ほどでした。手洗いブース、うがいの準備については市の社会福祉協議会(社協)の方々でセッティングされており、問題は見受けられませんでした。救護所対応はありませんでした。市社協担当者に撤収の挨拶をし、最終報告書をお渡ししました。

【津野サテライト】
担当者に最終報告書をお渡しし、撤収の挨拶をしました。ボランティアは78名ほどでした。手洗いブース、うがいの準備については社協の方々でセッティングされており、こちらも問題はありませんでした。救護所対応は釘の踏み抜き1名で、HuMA医師の指示で処置を行いましhた。長靴に釘踏み抜き予防のインソール装着がなかったようです。明日からも活動があるので、すぐにインソールの装着を行いました。また、ボランティア保険の加入を行っていなかったので、加入を提案しました。挨拶に立ち寄った笹井医院では、工務店による外壁工事が始まっており、笹井医師がご家族ともにご自宅の片づけを行っていました。4月頃の診療再開を見込んでいるそうです。

【穂保研修センター】
穂保研修センター2階の囲碁サロンで炊き出しが行われましたが、HuMAは住民対象に健康相談を行い、3名に対応しました。うち1名は現状を話すことで気持ちを落ち着けている様子でした。ほかの2名は白内障疑いの方と、高血圧と肝機能低下の既往があり熟睡感が感じられないという方1名でした。寒さが強く、関係者の間では「それほど参加者が見込まれないのでは」と予想していましたが、思った以上の参加があり、避難生活で離散してしまった被災者の方々が久しぶりの再会を楽しまれていました。

【関係者への撤収の挨拶および最終報告書のお届け】
HuMAが10月の災害直後に緊急搬送をサポートした賛育会クリニックにて、院長に報告書を手渡ししました。初動時、広域搬送の出入り口となった玄関は壁から床まで整備され、総合受付となっていました。浸水した2階も修繕され、一部患者様の受け入れを行っていました。長野市医師会でも事務局長に報告書を手渡し、長野市保健所では、保健課課長である保健師の方々に報告書を手渡ししました。避難所の支援から始まった、長期の支援に対する感謝の言葉をいただきました。長野市役所では長野運動公園避難所対応でお世話になったスポーツ課課長に報告書を渡しました。避難所の集約・統合の対応でまだまだ多忙な中でも時間を取ってくださり、HuMAの貢献に対する感謝の言葉をくださいました。続いて市役所隣地にある長野市社協では、課長に報告書を渡し、HuMAが市社協職員と協働し今日まで問題なくボランティアセンターの支援を続けてこられたことに対する御礼を伝えました。  

【災害ボランティアセンター情報共有会議】
釘の踏み抜き事例1名、ボランティア保険未加入で受診拒否された方の対応について、また各地区における問題などの情報を共有しました。HuMAの撤退にあたり、理事長が全体へのご挨拶と、現在の災害対応の経過や知見についての共有の重要性などを提言しました。

HuMA撤退後の今週末から、地元の医療者で救護活動を引き継ぐ方向が明確になりました。今後の活動にご協力頂く関係機関や担当者の方々に御礼申し上げます。

 

これまで支援活動を共におこなってきた関係機関に報告書の提出をする。長野市医師会にて長野市保健所で

 

HuMA医師と看護師で長野市役所スポーツ課に長野市社協地域福祉課

 

長野柳原支所の北部ボランティアセンター、
朝の会議にて最終報告書を渡す
りんごサテライトで業務引継ぎをして
最終報告書をお渡しする

 

津野サテライトで業務引継ぎをして報告書を渡す津野の笹野医院院長を訪問する

 

穂保研修センター2階の囲碁サロンで
炊き出しと共に健康相談を行う
血圧測定をするHuMA看護師