活動報告

他団体と情報を統合し、より住民の様々なニーズを把握する必要があります。

活動日:2019年11月17日
主な活動場所:長野県長野市
 

 

【本日の活動概要】
災害ボランティア救護所、地域住民個別訪問をおこなった。  

調整会議に出席し、今後の活動方針について話し合いました。情報を統合し、より住民の様々なニーズを把握する必要があることは各団体が認識しています。

【りんごサテライト】
ボランティアの送り出時のゴーグル、防塵マスク装着などの啓発活動、休憩時や帰着時の手洗いうがいなどの感染予防策、サテライトの物品管理を実施しました。救護活動は、すり傷、転落による打撲の合計3件の対応を行いましたが、病院受診者はいませんでした。

【地域住民フォローアップ】
①津野地区
社会福祉協議会(社協)スタッフにリストアップしていただいた高齢独居や気になる方の訪問を目的として、津野サテライト周辺地域を巡回しました。ボランティアと共に自宅の片付けをされていた5世帯に聞き取りができました。不眠や疲労の訴えが多く聞かれ、血圧測定をすると皆高めでした。夜間は避難所生活の方がほとんどですが親族の家に避難されている家族もいました。浸水した1階部分の片付けはほぼ終了している家が多いです。巡回中に他団体が戸別訪問で聞き取りをされていました。各団体の訪問が重複すると被災地の方に負担をかけてしまうことが心配なので、今後はお互いに情報共有していくことも課題として残りました。ボランティアの防塵マスクやゴーグル装着は比較的徹底されており、各サテライトでの啓発活動が生かされているようでした。

②赤沼地区
津野ボランティアセンターの近くに住む方から、体調が心配な方がいると電話があり、赤沼地区に向かいました。高齢夫婦で、男性は便秘や右足の痛みを訴えていました。かかりつけ医が被災したため他院を受診したが、診察を受けることができなかったため服薬を行っておらず、どこに受診したらよいのか分からないとのことでした。血圧を測定したところ少し高めでした。HuMA医師の診察の結果、足の痛みは急を要するものではないが、降圧剤などは服用する必要があるため、現在手元に残っている薬をとるよう説明しました。受診する医療機関については、再度かかりつけ医が紹介した病院に電話連絡してみるか他クリニックを受診する事を提案したところ、本人も受診してみますと言ってくれました。今後も定期的なフォローが必要だと思われ、HuMAが活動している期間は時々訪問するようにします。また社協にも病院受診が出来ていない在宅被災者の存在についてお伝えしました。

【長野運動公園避難所】
HuMAが10月30日まで支援を行っていた長野運動公園避難所を訪問しました。避難世帯数は本日の時点で40世帯、現在発熱者2名が隔離室に滞在していました。HuMA撤収時に男女別に隔離室を準備する必要性についてお伝えしており、訪問時には男性用隔離室、女性用隔離室が設けられていました。また睡眠スペースと食事スペースが分離するよう食事スペースも作られていました。避難所環境としては、HuMA撤収後も悪化することなく保たれている印象でした。

【北部スポーツ・レクリエーション(スポレク)避難所】
現在HuMAが活動を行っている長沼地区の住民の多くが避難しています。長野運動公園避難所と異なり、多数の子どもも避難していることから、子どもの遊び場スペース、子どもを見守るボランティアによる子ども支援が行われていました。避難所環境としては、通路の幅がやや狭いですが、居住スペースも一人2畳分ほど確保されていること、談話スペースがあり住民が団らんしている姿からも一定の環境は確保されていました。

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会議では、穂保地区住民に今後の居住先の意向について聞き取り調査が行われましたが、その結果が発表されました。多くの住民がリフォームなどでそのまま穂保地区での居住を考えているようで喜ばしいことですが、穂保を後にする方や居住区を決めかねている方が約3割という結果であり、今後この地区に住み続けてもらえるような働きかけが必要になります。 HuMAからは、救護所対応者数を発表しました。さらに現在戸別訪問を実施していること、気になる家庭がある場合にはいつでも我々に声をかけて頂ければということ、戸別訪問により救護はオンコール体制となるので協力願いたい旨をお伝えしました。    

 

りんごサテライトには今日も多くのボランティアが風がかなり強く、寒い

 

津野地区の戸別訪問を自転車で決壊した堤防の再建

 

赤沼地区をまわるHuMA医師と看護師足の痛みを訴える男性。今後もフォローします

 

津野サテライトでボランティア迎え入れの準備虹が出ました!明日も頑張ります