活動日:2019年11月29日
主な活動場所:長野県長野市
【本日の活動概要】
活動終了の挨拶、最終活動報告書配布、資器材の撤収を行った。本日でHuMAの活動も一旦終了です!
本日も引き続きHuMA理事長や看護師たちで、これまでの長野県でのHuMAの活動をまとめた最終報告書を関係各所に提出に行きました。昨日今日と2日間で計15名の方々に最終報告書をお渡ししましたが、各所から「HuMAさんには色々とお手伝い頂き有難うございました」という感謝の言葉を頂き、このミッションに参加した全てのHuMA隊員にも伝えたいと嬉しく思いました。
津野サテライトでは、我々のドナーであるジャパン・プラットフォーム様とHuMAの旗を外しました。ただでさえ壁がなく吹きさらしであったのに、風通しが更に良くなってしまった気がします。昨日、サテライト周辺の個人宅に訪問をしましたが、その際、土蔵の2階に収蔵していたお雛様を捨てるのは惜しいので引き取ってくれる人を探して欲しいとの要望を受けていました。その件を津野サテライトの責任者に伝えました。医療チームとしての本分からは外れるかもしれませんが、被災民から伺った要望を断らず、然るべき部署まで届けることが必要と感じたからです。津野の地域は豪農が多いようで、敷地内のいくつもの土蔵に各家庭の宝が収納されていたと想像されます。かろうじて水に浸からなかった思い出の品々も処分しようとされる気持ちに、こちらまで切なくなります。
HuMA理事長は一足先に帰途に就きましたが、北陸新幹線は未だ間引き運転のようです。東海道新幹線のように10分ごとに走ってはおらず、指定席はグリーン車も含め全て満席、各駅停車ではない列車に座るためにプラットホームで気温1、2℃の中待たねばならない状況であったとのことでした。鉄道の早い復興も願います。
残ったHuMA看護師らで、活動資器材を梱包発送しました。半袖のポロシャツから薄手のウィンドブレーカー、そしてゴアテックスからロングダウンコートまでを荷造りしつつ、1か月半にわたる派遣活動中の季節の移り変わりを感じずにはいられませんでした。我々をしんみりさせるかの如く、最終日の今日は朝から雪が舞っていたので、梱包する最後の瞬間までロングコートが役に立ちました。温かなコートを提供して下さった株式会社ノルメカエイシア様に感謝です。ホテルを引き払った後は、泥が1cmほどの高さに積もるほどこびりついているレンタカーを返却に行きました。泥だらけの被災地を走った日々を思い出し、胸が熱くなりました。
10月13日から開始した長野県での常駐しての活動は、本日をもって一旦終了になります。これまでご支援をありがとうございました。 長野県以外でまだ活動を続けている支援もあります。いつかどこかで災害が起こった時はまたHuMAが駆けつけます。
最後の長野市保健所の長野市災害保健医療調整会議に出席するHuMA理事長 | HuMAの業務を引き継いでくださる長野市災害ボランティア委員会の皆様。マスクの装着、完璧です |
長野市保健所長の医師にご挨拶、報告書を渡す。HuMAの1か月半にわたる活動に対する感謝の言葉をくださった | HuMAのボランティアセンター救護活動を今後担当して下さる清泉女学院大学の先生。ご挨拶、報告書を渡す |
長野県NPOセンター事務局長次長。事務局次長をちょうど取材中であった信濃毎日新聞よりHuMAも取材を受け、HuMAの歩みや活動について説明した | 津野サテライトのHuMAの旗を外す |