お知らせ

平成28年熊本地震被災者医療支援 2016年5月10日

活動日:2016年5月10日
主な活動場所:阿蘇市保健センター、古城小学校、かんぽの宿、阿蘇体育館、阿蘇医療センター

【本日の活動概要】
阿蘇市保健センターADRO阿蘇支部での保健医療調整、古城小学校、かんぽの宿、阿蘇体育館での健康相談と大雨後の調査を行い、阿蘇市災害対策本部会議、阿蘇医療センターADRO会議に参加した

巡回診療
大分大学チーム、HuMAが実施している。宮崎県/ 山口県/ 長崎県保健師が避難所の巡回、全戸家庭訪問の活動を実施している。宮崎県/山口県の栄養士チームは阿蘇西小学校、農村環境改善センターで食事提供支援を行っているが、一の宮小学校も訪問した。日本看護協会6名は一の宮小学校、阿蘇西中学校などに常駐し、健康相談をおこなっている。保健師による全戸家庭訪問は4月30日より実施しており、現在は山沿いで土砂災害の危険が予想される地域を手分けして訪問している。

<HuMA活動>
夜間に避難所の古城小学校、かんぽの宿にて医療介入終了後、大雨後の現状を調査した。阿蘇体育館は第二避難所予定箇所として調査した。先述の避難所集約に伴う二次避難所予定の一の宮体育館と阿蘇第二体育館、阿蘇西小学校に向けての調整を行っている。また二次避難所に入所する方達の評価、アンケートを行い、適切でスムーズな集約ができるよう保健師たちのサポート作業をしている。HuMA医師2名は18時から阿蘇市機関代表者会議に出席。その後第24回阿蘇地域保健医療復興連絡会議(ADRO)に出席した。

<大分大学チーム活動>
・下肢静脈血栓症(DVT)活動:DVTストッキング配布後のフォローアップは不在者を除いて終了したので、保健師と確認しながら集計入力フォーマットを作成、入力作業を完了した。
・阿蘇小学校を巡回した。
・班交代引き継ぎを行った。

阿蘇市機関代表者会議(18:00)
・市:28名のボランティアが避難所で手伝ってくれた。本日は被災者生活再建窓口開設初日であるが、16時までに258名の被災者の方々の来訪があり、他70名が待機状態である。
・避難所の状況:避難者数(配食数)435名。本日14時の指定避難所滞在者数150名。今日は一日中雨で、夜はそのため予防的避難の可能性がある。
・自衛隊:給水は明日終了。阿蘇西小学校の入浴支援は明日22時まで。
・熊本県:道路開通に向けて作業行っている。河岸の点検をし、必要があればビニールシートで対応する。

阿蘇地域災害保健医療復興連絡会議(ADRO-阿蘇市分室HuMAより):
一時避難所を二次避難所に集約するための準備やアンケート調査をおこなっている。昨日に引き続き、二次避難所内でどこに入ってもらうか検討を始めている。本日避難所にて、ハエ、蚊の発生を確認した。また車中泊の方にダニの刺傷を見つけた。トイレやゴミの衛生指導・玄関からの侵入など対策をし、布団の衛生管理をする必要がある。

第25回阿蘇地域災害保健医療復興連絡会議(ADRO)
阿蘇医療センターにて18時半から20時まで、HuMAより医師2名が出席。
参加機関:熊本県医療政策課、阿蘇保健所、阿蘇医療センター、ADRO事務局、南阿蘇担当、阿蘇市担当(HuMA)、JMAT、ADRO情報分析班、ADRO-ICT、阿蘇郡市医師会、阿蘇郡市歯科医師会、日本赤十字社、DPAT、阿蘇郡市薬剤師会、JDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)、JRAT・阿蘇リハビリテーション広域支援センター、阿蘇警察署

1)阿蘇医療センターの診療概要について
2)各エリア活動報告
・南阿蘇村:避難所は縮小傾向にある。
・西原村:出席せず
・阿蘇市:(報告者HuMA)基本的には18時の阿蘇市機関代表会議の内容を報告した。特にダニの発生が確認されたので他の地域に注意喚起した。
3)ADRO事務局より報告
ADRO事務局は、12日に現在の阿蘇医療センターから阿蘇保健所に移転する。

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