お知らせ

病院支援 医師の活動報告その3

3月29日の夕方から30日の朝まで、恵寿総合病院のERで自己来院と救急搬送の対応を行いました。救急外来の夜勤担当医は血液内科の先生でしたが、最初の1例目を共に診療した後は、ファーストタッチはHuMAの医師が行い、病院内の運用について分からないことがあれば相談する形で勤務しました。救急車による搬送は2件(肺炎、CPA)、自己来院は4件(多発肋骨骨折・血気胸、尿閉、胃炎、腸炎)でした。

理事長補佐の先生がERに来られ、HuMAのお産の支援、ERの支援、看護師の支援に対する感謝の意を述べてくださいました。先生は、「地震から2時間のみERでの受け入れを停止していたが、その後は地元の救急搬送だけでなく、珠洲市、能登氏、輪島市からの救急搬送や転院搬送も受け入れてきた。病院を基幹病院として機能させる方針でスタッフも頑張ってきた。多くの支援者が病院に来てくれたことで、スタッフは『多くの方が寄り添ってくれていること』を実感し、勇気づけられている。災害があれば他の地域で支援する側として関わりたいという方もいる。地震は起こらないで欲しかったが、そのおかげで全国の人からの優しさを知ることができて感謝している」と述べられました。

地震後も休まず、使命感を持って救急医療を提供し続けている七尾市の恵寿総合病院。そんな医師の負担を減らすことができればと、4月も支援を継続します。