活動日:2016年4月25日
主な活動場所:熊本県阿蘇市阿蘇医療センター(ADRO)、保健センター(ADRO阿蘇支部)
【本日の活動概要】
阿蘇地区災害保健医療連絡会議(ADRO)の阿蘇支部の運営。診療活動。
本日も朝から雨模様。朝6時に宿泊地を出発し、リーダーの医師は7時半からのADRO本部ミーティングに参加、他のメンバーは保健センターに移動し、9時から昨日立ち上げたADRO阿蘇支部での初めての連絡会議を行った。地元の保健師に加え、各地から参集した保健師・看護師・精神医療・自衛隊などの支援チームが一堂に会して情報共有、意見交換を行い、この地域における医療ニーズの洗い出しを行った。全体として避難所・避難者数の数は減少傾向にあるが、ノロウイルス感染症や深部静脈血栓症(DVT)疑いの患者がいくつかの避難所から発生しており、ADRO本部からの医療救護班の派遣調整などを行った。このように多職種が関わる災害支援活動において、的確な本部運営を行うことは非常に有意義な活動と考えられる。
また、この会議を通じて各避難所の医療ニーズはかなり減少していることが分かり、HuMA医師の働きかけにより、地元保健師らの各避難所への24時間常駐体制が解除された。これにより地元保健師の業務負担が軽減されるものと思われる。
日中は引き続き各巡回チームからの情報に対応し、ADRO本部との連携業務を行った。夕方から各巡回チームが保健センターに戻りはじめ、避難所アセスメント結果を提出したが、これをまとめ、翌日の会議の準備をした。 18時半~20時、HuMAチームリーダーの医師はADROミーティングに参加。ミーティング後、チームと合流し、22時過ぎに宿泊地に戻った。
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