活動報告

調査チーム(浅井悌・長谷川泰三・鈴木健介)活動レポート

2009年10月2日(金)
 マニラに午後到着。雨。ドライバー&通訳と合流し、聞き取り調査を開始する。 接触団体は本日は、フィリピン赤十字とSALT(特定非営利活動法人ソルト・パヤタス)の2つ。I-CAN(アジア日本相互交流センター)は電話コンタクトのみ。
1) フィリピン赤十字
Chairmanから保健サービスデリバリーの担当者を紹介してもらった。 保健クラスターミーティングが始まっていたため 面会は出来なかったが連絡先をもらった。
マニラ首都圏の被災地情報に関しては、文書のものは用意されていなかったが聞き取り調査は完了。避難所へは、フィリピン首都圏保健局やPhilipin National Red Cross(PNRC)から医療チームが出ており、医者、看護師の数は充足しているとの事。現在はWATSAN(水・衛生)/SHELTERの方に力を入れていることより、赤十字と一緒に活動できる可能性は低いようである。
PNRC訪問・会議
2) SALT
このNPO/NGO団体はRIZAL州Kasiglahan village1(最小行政単位のバランガイ、マニラの北東部の主要河川の沿岸: 被災者は10,000人、2,000世帯)などに定住する被災者への支援を行っている。オリジナルのwatersourceが停まっており、 SALTか隣のパヤタスから水を運んでいる模様。安全な水源がないため、下痢症などの感染症が流行して来ており発熱患者も多い。また洪水被害の後によく見られる、足の感染症の悪化、軟部組織感染症などが出て来ている模様。下痢症の患者は昨日の段階で1000人(人口の10%)程度見られ、子供/大人は7:3とのことである。この地域は赤十字も入っておらず医療系NGOも入っていないため、HuMAにとっては条件の良いサイトに感じられた。セキュリティーも比較的良い。
SALT訪問・会議
3) I-CAN
SALTのKasiglahanとは別のサイトへリソースを集中している模様。詳細は後日話し合う予定。