活動報告

「農ボラプロジェクト」にて受付や救護所を担当しました。

活動日:2019年11月14日
主な活動場所:長野県長野市
 

 

【本日の活動概要】
農ボラプロジェクトにて活動を、また津野公会堂で引き続き医療相談をおこなった。 

【JAアグリながぬま】
本日は、運営体制見直しのため長野市災害ボランティアセンターの活動は休止になりますが、信州農業再生復興ボランティアプロジェクト実行委員会による「農ボラプロジェクト」が始まりました。

台風19号で被災した市町村は全国規模のりんご、ももなどの一大産地です。しかし、農地には大量の泥や災害漂着物が堆積しており、発災1ヶ月を過ぎても農地復旧の手が追いついていない状況です。このままでは離農を考えざるを得ない状況に陥る農家が出てくることも懸念されます。

県内外から多くのボランティアが住家の片付けのお手伝いにかけつけてくれていますが、圃場でのニーズには対応できません。しかし、農家を救いたいという思いのボランティア・NPOは多くいます。そこで、行政の災害復旧事業との調整をはかりながら、民間と行政が協働して、まずは災害漂着物の片付け、果樹の根回りの泥出しなどを多くの人の力で行い、信州の農家の再生・復興を目指します。
(以上、長野県災害ボランティア情報[特設サイト]ホームページより引用)

本日は、この農業ボランティアの受け入れ・管理をJAアグリながぬまで行いました。まずは、うがいや手洗いが効率的に行えるようレイアウトを検討しました。排水溝は汚泥で埋まり使用できないなどで、臨機応変な対応が必要でした。物品準備なども不十分な状態ではじまりましたが、数時間で形を作ることができました。

他サテライト同様、HuMAは救護班と感染予防活動を担当しました。オリエンテーションを行い、HuMA看護師が粉塵による感染のリスクを軽減するための粉塵防止マスク、ゴーグル着用の重要性の説明をし、怪我をした場合は、軽微なものであっても救護所に受診する様伝えました。 その後、別ブースで感染防御具の配布と装着方法の説明を実施しました。救護所には、ゴム手袋に擦れたことによる擦過傷や長靴で靴擦れをおこした方が来られ、対応しました。

今後の開催について確定はしていませんが、JA等農業ボランティア運営者としては、継続し実施する予定とのことです。 HuMAとしては、傷病者発生時オンコール対応が可能である事をお伝えし、手洗い、うがい、洗浄場所の設置に伴う必要物品・人員一覧表を作成し、JA長野の代表者へ手渡しました。

【津野公会堂】
昨日に引き続き、津野公会堂での炊き出しイベントでは健康相談を行いました。風邪症状でふらつきを訴えた方がおり、高血圧でもあったので、帰宅後に受診を勧めました。また、長靴による靴擦れに対応しました。

【地区巡回】
昨日に続き、津野公会堂近隣の高血圧高齢者と整形外科疾患の高齢者を訪問しましたが、留守と思われ面会出来ませんでした。後日、様子観察のために再訪問する予定です。 

 

信州農業再生復興 ボランティアプロジェクト「農ボラプロジェクト」スタート !初めての場所でレイアウトを速やかに検討する HuMA看護師たち

 

物品が不足していても臨機応変に対応します短時間でボランティア受け入れの形を作る

 

防護具の装着指導を行う多くの農業のプロが駆けつけてくれました

 

初めての農業ボランティア試行。スタッフで振り返りをおこなったりんごの木の根本2mの汚泥を除去。りんごの根が呼吸できるようになり、木を救うことが出来るそう