HuMA関東勉強会

第1回HuMA関東勉強会を行いました(2024.9.23)

HuMA研修事業の一環として、関東在住の有志のメンバーが災害医療の勉強会を企画・実施しています。
数年ぶりに復活した令和6年度 第1回HuMA関東勉強会の様子を紹介します。

第一回HuMA関東勉強会
2024年9月23日(月/祝) 日本医科大学

テーマ:令和6年度能登半島地震でのHuMAの災害人道支援

内容:
第1部 HuMA先遣隊の活動(中務智彰医師)
第2部 避難所支援・福祉支援(小坂龍嗣看護師)
第3部 医療支援活動、巡回診療(黒住健人医師)

●第1部ー中務医師が『HuMA先遣隊の活動』を議題に、能登半島地震と被災地域の特徴、先遣隊チームの活動、個人とチームでの携行品の準備、避難所アセスメント、緊急的な医療ニーズへの対応について講義しました。

●第2部ー小坂看護師が『能登半島地震でのHuMAの避難所支援・福祉支援』を議題に、災害サイクルから捉えたHuMAの支援活動の概要、救護所運営活動、避難所運営と衛生管理、災害看護師の役割について講義しました。

●第3部ー黒住医師が『能登半島地震でのHuMAの医療支援活動、巡回診療』を議題に、救護所の医療支援活動、感染症が疑われる患者への診察、コンテナ診察室の設置、マスコミ取材への対応、珠洲総合病院への救急搬送について講義しました。

今回は、33名の方にご参加いただき、活発な質疑や意見交換を行いました。例として、派遣者のスケジュール調整、被災地の情報共有の手段、医療免許の携帯、撤退の見極め、看護記録と引き継ぎ、災害現場へのインセンティブとモチベーション等、多岐に渡る意見交換でした。

参加者からは、「関わったHuMAの支援活動について、支援の全体像を知ることができた」、「同じ支援活動をしていても視点の違いから、様々な気づきがあった」、「人道支援とはどのようなものかについて考えるきっかけになった」と、感想をいただきました。

今後も定期的に関東勉強会を開催予定です。詳細が決定次第、HuMA会員メーリングリストでご案内いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

関東勉強会運営一同