この研修は終了しました。多くのご参加、誠にありがとうございました。
HuMA導入研修について多くのお問い合わせをいただいております。6月に開催した研修の内容をご紹介いたします。 【HuMAの一員として被災地で活動する際に必要な知識を座学・グループワークを通して学ぶ】
2023年6月24日(土)10~17時 日本医科大学多摩永山病院
にて、久しぶりの対面での開催を実施しました。
参加者は関東在住の方だけでなく、北海道、岩手、大阪など遠方からもお越しいただきました。さらに、HuMA派遣経験者から高校生まで幅広い年齢層の方々が参加し、充実した研修となりました。
研修の前半では、「HuMAとは」について学んでいただきます。特に今後派遣に参加される方にはHuMAの理念をしっかりと理解し、活動に参加してもらわねばなりません。また、災害支援と人道支援に関するさまざまな講義も行いました。
後半では実践的なシミュレーションを行い、平時の準備から実際の派遣活動、そして安全に帰国するまでの一連のプロセスを体験していただきました。受講生からは、実際の派遣のイメージがついた、実習が具体的で理解しやすかったと好評でした。また、専門用語も、講師が分かりやすい言葉で説明したことも評価されました。
研修中には、要所要所でグループワークも実施し、受講生の考えが深化し、異なる職種や年齢層からの意見交換が行われました。実際の派遣活動でも異なるバックグラウンドの仲間とチームを組むことが多いため、研修でその体験を得ることが重要です。
また、各受講生が今後学習したい課題を書き留める機会も設けられました。それには専門用語の学習から個人資機材の再チェック、カルテの書き方、支援後のボランティアへのサポート方法、国際情勢の理解、語学力の向上など、幅広いトピックが挙げられました。受講生がさまざまな課題を抱え、それを持ち帰ることが研修の成果と言えます。
最後に、高校生の参加者からいただいた感想をお伝えいたします。
研修では、まず初めにHuMAの歴史や活動内容を深く学び、現地の人たちにわかりやすく説明するという課題があり、私はそれらを英語で説明しました。膨大な情報を簡潔に説明したり、相手の感情やニーズに配慮しながら説明するのも今回のチャレンジでした。その他にも、カルテの書き方、見方など、私の知識だけではまだまだ理解が追いつかない部分もありましたが、周りの看護師さんや救急救命士さんなど医療に携わっておられる方々がフォローしてくださったおかげもあり、理解が深まった部分もあったのでよかったです。
今回の研修を通して、災害時の困難な状況に取り組むためのチームワークや協力の重要性、周囲への配慮とエンパシー、緊急対応スキル、課題解決能力などについて、まだまだ学ぶべきことが多くあると実感しました。今後の学習課題を明確にし、着実にスキルと知識を向上させていきたいと思います。
次世代の若い方がこのような研修に参加し、国際的な人道支援に積極的な関心を寄せ、成長していく姿勢は非常に貴重です。また、年齢や職種に関わらず、災害支援に興味がある人たちの学びたいという思いにも尽力したいと考えています。各自の成長に貢献し、共に未来の支援活動を築いていけるよう、今後も実りある研修を実施していきます。
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グループワークにも熱が入ります |
地元の有力者と英語で話すシミュレーション | HuMA顧問の先生もファシリテーターをつとめます |
お疲れ様でした、ご参加ありがとうございました! |