JaNISS/HuMA主催
2018年8月11日
日本体育大学横浜健志台キャンパスにて
【内容】
「途上国におけるファーストエイド: 心肺蘇生法及び外傷対応・止血を中心に 」
講義・ワークショップと実技研修、質疑応答
日本でNGO向けのファーストエイド研修が実施されていないことや、また、その需要が高いことを背景に、このたび人道支援及び開発支援を行う日本のNGO全体の安全管理能力の向上のため活動しているJaNISS共催で、日本体育大学救急医療学科の協力のもと開催致しました。
午前の部ではどのような環境でも最低限必須となる心肺蘇生法をできるようになる事をテーマとし、午後の部では外傷対応・止血、及び緊急時の記録のとり方について基礎的な知識・技能の習得を目標に行いました。また、NGOスタッフが各地域で直面する、もしくは過去に経験したファーストエイドに関する課題や疑問を共有するプログラムも加え、研修全体が充実し有意義なものになりました。
参加者の方からは「現地国でどこまで応急処置を行ってよいのか」
「AEDが無い状況で、心肺蘇生法の効果が無い場合、どうすればよいのか」など、主に開発途上国で活動するNGO特有の疑問や葛藤がありました。研修に関しては「NGO関係の方との交流が出来た」「体験型の講義で分かりやすかった」などという意見を頂きました。また「マニュアルはあるが全て把握できていない事を気付かされた」などという多くの意見から、今後の継続した研修の開催が必要なのではないかと強く感じました。
今回この研修を開催するにあたり、協力して頂いた JaNISS様、日本体育大学救急医療学科の方々に心より感謝いたします。