2014年5月25日・帰国
【本日の活動概要】
帰国直前の数時間、フライトぎりぎりまで、JICAの保健医療担当でフィリピン保健省の竹中氏に時間をとっていただき、当時の状況、現在の問題、そして今後の課題等について大変貴重なお話を伺うことができました。
今回は2013年12月に行ったHuMAの台風被災者医療支援活動を評価するため半年後の被災地を訪れ、1週間と短い時間でしたが、医療従事者や行政をはじめ多くの地元関係者など様々な立場の方から話を伺いました。時を経て少しずつ元の生活に戻りつつある中、関係者へのヒアリングを通じて、当時を振り返り、冷静に今後の課題について現地の方々と共に考える貴重な機会となりました。今後の活動の参考になる意見も数多くいただけました。近隣の自治体、他の支援団体の動き等に関しても聞き取り・データ収集を行うことが出来、より俯瞰的にHuMAの活動を評価できればと考えています。
タクロバンのPIDSR研修場では、幸運にも活動サイトに隣接する自治体の医療従事者等から直接話を聞くことができ、アンケートをとらせていただくこともできました。これらの持ち帰った多くのデータやヒアリング内容を整理して、今後、現地での写真なども含め、6月のHuMA総会や報告会・報告書を通じて、会員の皆様やドナーの方々と共有させていただきたいと存じます。
最後に、この評価ミッションを通じて、HuMAの活動が現地の人々の心に残り、寄付した医療機材や水の容器も毎日有効活用されているということを直接確認することができ、同時に現地とのつながりをより一層深めることができました。そしてどこへ行っても満面の笑顔で迎えてくれるフィリピンの人々とのつながりを大切にしていきたいという思いを強くしました。
皆様のご支援、ありがとうございました。