2014年5月24日・フィリピンレイテ島Tacloban市
【本日の活動概要】
午前中はTacloban市のRegion8のHealth Officeにてヒアリングを行いました。明日で本ミッションは終了、帰国です。午後はマニラに向かい夕食をとりながら本調査の振り返りと ミッション評価のまとめ方について話し合いました。
本日のRegion8 Health Officeでのヒアリング詳細は以下の通りです。
EPIの担当者(台風当初は人事担当で医療支援チームの配置等を担当)にヒアリング
・DOHとWHO、MSFが中心となって麻疹とポリオのmass vaccination planが実施された(ワクチンはUNICEFが提供)
・対象は59か月までの小児、ワクチン接種歴に関わらず実施
・実施にあたっては各自治体(RHU)に看護師を追加配置して、スムーズに実施できた
・FMTが独自で予防接種を行うことは想定していない
・麻疹の発生は散発的(マニラ等へ一時的に避難した住民が戻ってきた後に発症するパターンが多い)であり平時の接種に加えてmass vaccination planは効果的だったと考えられる
・自治体ごとの予防接種の実施状況のデータについてメール添付で受け取る予定
・FMTの活動についてはR8で各地のニーズとFMTの機能等に基づいて割り当てていた(電話のローディングも無償提供していた)
・医療支援は比較的潤沢であり不足はしていなかった
・医療機関等へのアクセスのサポート(バイクによる移送など)の支援は有効だろう
・今後フィリピンで医療支援を実施する場合はマニラのOffice of Secretaryに確認して、支援先を割り振ってもらうのが妥当である