お知らせ

2014フィリピン台風ハイエン被災者医療支援評価活動 2014年5月20日

2014年5月20日・フィリピンレイテ島北東部の海岸にあるTaclobanおよびPalo市

【本日の活動概要】
本日は午前中Tacloban市で活動し、午後からOrmoc市に向けて移動しました。

午前中はEastern Visayas Regional Medical Center (EVRMC)のLory医師に借りた病院の防災計画を返却しに行き、フィリピン大学ビサヤ・タクロバン校の仮設を見学し、昼には昨日のWHO主催Philippines Integrated Disaster Surveillance and Response(PIDSR)研修にて参加者約40名に配布したアンケートを回収しました。

午後はTacloban市から30分程のところにあるPalo市に寄って以下を訪問しました。

・保健省 Department of Health(DOH):JICAの母子保健担当プロジェクトに挨拶し、薬品、医療資器材のWarehouseを確認しました。台風ハイエンで寄付されたものが大量にストックされていて、現在は病院からのリクエストに応じて配布しており、訪問時にちょうどトラックに積み込んでいました。

・Provintial Health Office(PIDSRの分析をしている分室、担当者は不在のため連絡先だけもらいました)

・Leyte Provincial Hospital:見学のみ。韓国が屋根を修繕し現在運営再開しています。

・Palo Municipal Officeの前に建てられたコンテナの授産施設:病院が使えるようになったため現在は使われていないが立派な設備でした。

・フィリピン大学Manila School of Health Sciences(UPMSHSーレイテ分校、フィリピン大学パロとも呼ばれる)の半壊の建物を訪問しました。

面会したかった結核や予防接種拡大計画担当者等、多くは研修等のため他地域に出張中で不在だったため連絡先をもらってきました。DOHの各部屋の前にかかっている顔写真入り組織図を見るかぎりでは9割以上が女性でした。

Palo市からは山越えせず、沿岸部の被災状況もみるために少し遠回りをしてOrmoc市へ向かい、途中2つの村を視察、ICANという団体の建てたJapan Plat Formのロゴが貼られた住宅もありました。Baybay村で夕食をとり、予定より遅くなりましたが無事Ormoc市に到着しました。

保管された薬品などをトラックに積み込んでいるところ病院からのリクエストに応じて配布しているとのこと