お知らせ

2013フィリピン台風ハイエン被災者医療支援 2013年12月13日

第二次本隊 報告書

2013年12月13日・日本にて

本日、二次隊リーダーが無事帰国。これをもって現地での二次隊の活動は終了しました。

一次隊が築きあげてきた現地の方との信頼関係をベースに活動を広げましたが、 さいわい4WDも手配でき、地元からの要望が強かった山間部にも医療サービスを届けることができました。また発災後三週目に入って地元の医療者も休日には休みを取るようになってきたため、HuMAも休診日を設けることができました。フィリピン台風ボーファ支援の時は全く休まずに頑張りすぎた結果、逆に地元の方に迷惑をかけていなかっただろうかと自省しておりましたので、 「地元の方に迷惑をかけない」 を実践出来たことは大変な成果と思っています。もちろん自分たちも休息時間が取り、体調管理が出来たので質の高い診療に繋がったと思います。

診療面では地元の医療スタッフだけでなく、他の国のボランティア医師とも協働し、現地調整員や運転手にも手伝ってもらってHuMAスタッフが少ない時期もしっかりとした医療サービスを提供出来たと思います。診療録・紹介状・診療集計などを事前準備をしていったこともさることながら、常にMeridaにもともとあった生活、医療体制、疾病構造を意識し地元の方の意見を聞くという姿勢を忘れないことで、診療の中身の質を高められたと思います。

またヘルスクラスターミーティングに出席し、西レイテ全体やOrmoc市の医療情報をMerida地域に伝え、逆にMeridaの情報、報告書の疑義照会やデング熱の発生などをミーティングで発信するという役割を果たすことが出来ました。

これらは全て、現地で一緒に活動したHuMA医療チームメンバーの協力と、日本から皆さまのサポートがあったからこそ出来たことです。ありがとうございました。

モニタリング/評価やアカウンタビリティの部分など課題も多く残っていますが、今回出来なかったことは忘れず次回につなげようと思います。

今日からまた後方支援に回ります。 引き続きMerida地域の方のお役に立てるよう頑張ります。