2013年11月26日・フィリピンレイテ島Merida町近郊のPuerto. Bello村
【本日の活動概要】
本日は朝4時に初動調査隊・1次隊全員で出発し、5時発のフェリーに乗るべくセブの港にむかいました。
1次隊の荷物は医薬品やその他全て揃うとかなりの量で、いよいよ医療支援を開始するのだと実感がわいてきました。信じがたいことですがフェリーが定時で出発しましたが、速度があまりでないのか30分遅れてOrmoc市に到着したため、結果あまり変わりませんでした。
ホテルチェックイン後、全員でMerida町に行き、保健省 Department of Health(DOH)のSolana氏 にお会いし、とりあえず10日分の予定を組みました。その後DOHのJopay氏たちがワクチン接種に出ているとのことで、車の中で簡単な昼食をとりながら彼の帰りを待つことにしました。
13時過ぎにJopay氏たちと簡単なミーティングをし、本日の活動地域であるPuerto. Bello村に向かいました。Merida から車で10分くらいのところですが、サイトに到着するとすでに50人ほどの方が集まっていました。大急ぎで Rural Health Clinicの中にHuMAの診療所のセッティングを行いました。中は風通しが大変悪く人が押し寄せていることもあり、気温はかなり上がっていたと思います。また、雨が降ったせいか、普段に増して湿度が高いように感じました。地元の看護師、助産婦の方にお手伝いいただき、我々の運転手も受付を手伝ってくれました。
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受付の様子 | おおぜいの人が集まっていた |
台風から今まで医療アクセス無しだった右大腿骨骨折の高齢女性が椅子で担ぎこまれてきました。調整員が簡単な添え木を作り、HuMAの車でOrmoc市のDistrict Hospitalに転送しました。他には咳のひどい患者が多かったのですが、ウイルス感染の風邪、薪で御飯を炊くので煙を吸った、喘息等、様々な原因が推測されます。不眠や不安の訴えも目立ったのですが、話を聞くのにあまり時間を取れなかったのが残念です。東日本大震災の時もそうですが、他所から来た人に話を聞 いて貰っただけで表情が明るくなる人も少なくないと思いますので、なんらかの工夫を検討できればと思っております。
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台風から今まで医療アクセス無しだった右大腿骨骨折の高齢女性 |
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初動調査隊と1次隊の調整員は16時ごろ車でホテルに戻り、会計などロジの引継ぎをしました。ホテルの方のご好意で、30分早めて電気をいれていただきました。スコールがきて蒸し暑さが増していたので助かりました。
その後医療活動を終えたチームメンバーがホテルに戻ってきたので、初動調査隊は日本に向けて出発すべく港に向かいました。 相変わらずの2時間遅れで、セブ市には24時に到着しました。明日は早朝の便で日本に帰国します。