お知らせ

2015バヌアツ共和国サイクロンパム被災者医療支援 2015年4月8日

2015年4月8日・バヌアツMoso島Tasiriki, North Efate Marifao

【本日の活動概要】
Moso島Tasiriki, North Efate Marifaoで巡回診療を行った。

本日は二次隊および三次隊全員、青年海外協力隊、日本バヌアツ親善協会、保健省、JICAにそれぞれ所属する日本人の方々、さらにPaunangisu health center看護師と一緒に活動した。 相変わらず熱い陽射しのなか、Tanoliuよりボートに乗り、Moso島へ向かった。 Moso島へは15分ぐらいで到着する距離で穏やかな海を渡るのは心地よく、またTasiriki村はEfate島の村々とは少し違った空気や風が流れていて、新たなバヌアツの自然を感じる場所だった。

Tasiriki村ではAid Postを借りて診療を行った。二次隊+三次隊での診療であり十分な人数であったため、3診開設して診療を行った。Aid Postはvillage health workerにより清潔に保たれていて、診察も気持ちよく行う事ができた。

Tasikiri村での診療人数は44人。四肢の皮膚外傷がとくに幼児、小児に多くみられた。数日経って治癒過程にあるも治りきっていない傷で、集まっていた子供たちに傷の洗い方を説明した。

午後はEfate島に戻り、Marifao村に巡回診療に行った。Marifao村での診療人数は31人。 腹部の膨満がある2歳の女の子にエコー検査を行った。腹水など明らかな異常は認めず、エコーを有用に活用できた。また、半年前の足部の熱傷の傷が治らず深い潰瘍になっている男性を診察し、軟膏、被覆剤の処置を行った。

10日以降の活動確認のため、夕方保健省の担当者に会い、今後の相談を行った。Tanna島での産婦人科医のニーズを確認し、病院での診療活動を計画した。またVila Central Hospital ERでの診療支援の依頼もあり、今後は病院支援での活動が増えるかもしれない。

いざ!Moso島へ病歴聴取中の看護師
医師による環境調査Moso島のみなさんと
WASH プロジェクト?Marifao村での診療開始