お知らせ

2015バヌアツ共和国サイクロンパム被災者医療支援 2015年3月31日

2015年3月31日・バヌアツEfate島PaunangisおよびPort Vila

【本日の活動概要】
Efate島北部のPaunangis health centerで診療活動を行った。Port Vilaでは首相官邸や保健省局長を表敬訪問した。

本日もチームを二つに分けて活動。Port Vilaチームは朝から首相官邸を表敬訪問した。首相へ「東日本大震災のときにバヌアツ共和国が日本にしてくれた支援に対するご恩返しをしたいと思いやってきました」と伝えたところ、首相からHuMAの医療活動についてと、HuMAへの個人・企業ドナーへの感謝の言葉を頂いた。

バヌアツ首相を表敬訪問
 

その後、保健局局長を表敬訪問。現在の活動内容について報告するとともに、今後、中長期を見据えたHuMAのバヌアツ共和国への医療支援の可能性について尋ねた。局長によると、多くの離島ではサイクロン以前から医師不足、医療不足が深刻であり、以前はカナダのチームなどが長期支援をしてくれていたが現在は中止されているとのことで、今後の中長期的なHuMAのバヌアツ支援の可能性についても考慮する必要性を感じた。

Paunangisチームは朝から出発し、health centerで診療を行ったが、21名の患者が押し寄せた。創傷からの下肢部分壊死にて都会のPort Vilaで手術を受けた患者は、その後health centerでフォローをされており、災害時の田舎のhealth centerでも患者のための努力がスタッフの献身で行われていることに感激した。

Paunangis health centerで診療の準備21名の患者を診た
 

午後からは2チームが合流し、周辺の集落のひとつEpao村へ巡回診療に向かった。来訪者30人。かなり大きな皮下膿瘍に対して切開排膿を行ったり、ひどい蜂窩織炎に対して処方を行った。サイクロン以降十分医療が届いていないとのことで、帰りには多くの住民が感謝で見送りをしてくれた。

Epao村にて。聴診するHuMA医師受付・問診ブースにて。血圧測定はじめてかな?