お知らせ

2015バヌアツ共和国サイクロンパム被災者医療支援 2015年3月30日

2015年3月30日・バヌアツEfate島Paunangis、Ebuleなど

【本日の活動概要】
Efate島北部のPaunangis health centerやEbuleで診療活動を行った。一部メンバーはPort Vilaにてhealth cluster meetingに参加後、保健省と共にImereを訪問し状況調査を行った。

いよいよ本格的な診療が開始された。本日はチームを二つに分け、診療部隊は早朝からEfate島北部の村Paunangisに向かい現地看護師と協力して診療を開始した。現地にはもともと医師がいない村のため、多くの村人達が集まり忙しい診療となった。創処置、緊急搬送患者対応があった。

Paunangis health centerにて創傷処置現地スタッフと協力し、緊急搬送の妊婦(脱水疑い)に
エコー検査や点滴を実施
創傷処置以外の住民に
健康指導を兼ねたヘルスチェック

午後からは地元看護師がサイクロン以降忙しくて訪問できていないという周辺の集落Ebuleへの巡回診療を行った。サイクロンの後の片づけなどで負傷した怪我の患者などが多数集まり、創傷に対する処置などが行われた。妊婦も6人診察し、ポータブルエコーが活躍した。 また近郊のTakara村にて、首都のPort Vilaからタンクで水を持って行ったことも非常に喜ばれた。この状況でも子どもたちは笑顔が見られ、 猛暑の中であったが我々も元気づけられながらの活動であった。

骨折疑いの少年発見。段ボールシーネで固定ヘルスチェックと創傷処置展開
水支援を実施したたTakara村の風景。
被害が大きく、貯水タンクも破損し使用できない

一方Port Vilaではもう一チームがhealth cluster meetingに参加、その後保健省の責任者と今後の活動について再度確認と調整を行った。活動を行う地方の保健局担当者と共にImereのhealth centerを訪問し状況を確認。担当ナースと相談し、木曜日にチームを派遣することとした。

夕方に全員合流し、夜は日本バヌアツ親善協会の方々とミーティングを行った。

health cluster meetingに今日も参加Imere health centerでの調整、ニーズの聞き取り