2015年5月13日・ネパール連邦民主共和国カトマンズ市
【本日の活動概要】
カトマンズ盆地の農村地帯で被害状況を調査した。
カトマンズ市街だけでなく、周辺のカトマンズ盆地農村地帯でも地震被害は大きく、全壊して瓦礫の山となったレンガ作り・石積み時家屋もあれば、原型を留めていてもヒビ割れや柱の変形があり倒壊してもおかしくない部分損壊の家屋もあった。大きな余震の翌日ということもあり、空き地でテントを張ったり瓦礫で掘建て小屋を作ったりしているのが観察された。
主な集落にある保健施設では、看護師やヘルスワーカーが傷病者への対応をしている。地震災害で建物が使えなくなって職員宿舎や学校校舎で仮設診療している状況があった。現場の保健医療従事者は、発災後2週間休みなく保健医療活動を続けていたが、疲れが溜まったところで5月12日の大きな余震があり、更に疲弊していた。傷病者対応に忙しく、損壊した保健施設や保健医療組織の回復まで手が回らない状態だった。
午後は、在ネパール大使館でネパール震災本邦NGO対象ブリーフィングに参加し、治安状況や大気汚染の状況など活動中の注意事項についてまとまった情報を頂いた。
![]() | 倒壊家屋と戸外での生活 |