2016年9月7日
活動地:Efate島Port Vila/Vanuatu college of nursing, Vila Central Hospital, JICA Vanuatu office
【本日の活動概要】
バヌアツ看護学校、ビラ中央病院での聞き取り調査、JICAバヌアツ支所への調査報告を行った。
ついにバヌアツでの調査活動も最終日となった。本日はまずバヌアツ看護学校(ビラ中央病院の敷地内にある)をJICA職員と共に訪問し、看護教員2名より話を伺った。同学校は3学年制で総学生数100名弱、7人の教員で卒前教育と卒後教育(Nurse PractitionerやMidwifeになるための教育)を担当しているとのこと。しかしそれらの資格取得後のリフレッシュ研修についてはニーズは非常に高いものの、看護学校ではカバーしておらず海外のNGOによる教育支援に依存している状況であることが分かった。また看護教員の一人はニューカレドニア出身であり、タンナ島における同国NGOによる周産期研修の実際についても詳しく、同地でHuMAが研修を行う際に有益な助言をいただくことが出来た。
その後ビラ中央病院を訪問し、医師である責任者が不在だったので同院で働く日本の青年海外協力隊員により他の2名の医師を紹介していただき、彼らから診療および医療スタッフに対する教育・研修の概況について情報を得ることが出来た。このように人が人をつなぐ調査活動こそが、HuMAらしいところだと感じた。
最後にJICAバヌアツ支所を訪れ、今回の調査活動の結果を報告した。支所長からは、今後の草の根技術協力事業への応募にあたって様々なアドバイスを頂いた。
これで全ての調査予定を終え、午後のフライトでバヌアツを後にした。日本到着は明日になる予定。
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バヌアツ看護学校 | ちょうどCPRの実習中であった |
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実習用のマネキンもかなり揃っている | ビラ中央病院 |
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担当者が不在だったので急遽対応してくれた医師。多くの情報を共有してくれた |
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保健省の担当者への報告 | バヌアツ共和国の医療を担う人たちのために何ができるか、今後具体的な支援の形を検討する |