活動日:2018年2月11日
【本日の活動概要】
コックスバザールからダッカへ移動
5次隊、日本に向けて出発の日です。飛行機が遅延して1時間半待たされることになりましたが、 待合室でAMDA(アジア医師連絡協議会)の日本人とヨルダン人医師と会うことができました。待ち時間が長く、ゆっくり話をすることが出来ました。またベビーを搬送した時の赤十字の医師が覚えていて声をかけてくださったり、情報交換ができました。
我々の活動中、難民キャンプではPWJ(Peace Winds Japan)をはじめ、日本赤十字、難民を助ける会、AMDAなど、日本のNGOの方々と会うことが出来ました。国境なき医師団にも日本人の友人が参加しています。日本ではあまり大きなニュースになっていない印象のあるミャンマー難民ですが、南アジアのバングラデシュという国でこうして日本人が活動していることを、もっと多くの日本人に知ってもらいたいと思います。 一方で今回驚いたのは、現地バングラデシュの医療チームがたくさん支援に入っていることでした。 60万人もの難民が押し寄せてくるという国家の一大事で、しかも同じイスラムであるロヒンギャ難民を助けようとボランティアで入ってきています。これは東北津波災害で多くのボランティアが駆け付けた日本の雰囲気に似ています。海外からの支援は今は溢れてきているようにも感じるが、いずれ皆引き上げていきます。そのときにもバングラデシュの人々は息長く支援を続けていってくれると思いました。
ダッカでは2016年7月にレストラン襲撃・人質事件がありました。日本人7人を含む20名の民間人が殺害されるという痛ましいテロ事件が起きて以来、安全面からあまり外出しないよう警告が出されています。 久しぶりのダッカでしたが出歩くことは控えて、ホテルでの夕食・報告書作成などの作業をすることにしました。
これまでの活動で多少疲れもたまっており明日は深夜便での帰国となるので、今日は久しぶりにゆっくり寝たいと思います。