お知らせ

2017ミャンマー避難民本隊人道医療支援 三次隊 2018年1月3日

活動日:2018年1月3日
活動場所:IOM Office

【本日の活動概要】
Health Sector Coordination Meeting出席

朝、国際移住機関(IOM)コックスバザールにてHealth Sector Coordination Meetingに出席しました。国連関係はじめ国際NGO、ローカルNGOなど80人ほどが集まりました。

まずは疫学面から、ジフテリアについての詳細な報告がありました。12月7日から12月28日までに感染のピークがみられましたが、12月28日から1月2日には感染の勢いもおさまり状況は安定してきたそうです。およそ3週間でほぼ収束したことになります。しかし油断はできないので、ジフテリア疑いをいち早く見つけるためにガイドラインを設定し、ヘルスセクターのみならずコミュニティ・ヘルスワーカーにも周知を徹底していくとのことでした。

ジフテリアワクチンは1月1日までにローカルコミュニティも含むウキア地区の3万人の小児への接種が終了しました。1月中旬には2回目を開始し、全部で3回の接種を予定しているそうです。さらに今まで妊婦への接種が忘れられがちでしたが、今後WHOは現地保健省に対し妊婦へのDT (ジフテリアと破傷風)接種を働きかけていくとのことです。

Bangladesh EWARS (Early Warning & Response System) については、以前は日報方式でしたが、日曜から土曜までの内容を月曜の17時までに報告という週報に最近切り替わりました。DCHTの診療内容については既にPWJ(Peace Winds Japan) が報告窓口となっています。

他に、各病院の入院数の調整、救急車のカバー地域と他院への紹介方法、ジフテリア治療センターへの紹介システム、ジフテリアワクチン接種計画などの報告があり、2時間強で終了しました。キャンプ地で活動した後は帰路にある陸軍チェックポイントを16時までに抜けねばならないため、片道1時間半かかるキャンプ地に今日は向かいませんでした。

明日は午前中SRH (Sexual Reproductive Health) の会合に出席した後、DCHTの活動地ハキンパラに向かいます。