お知らせ

2017ミャンマー避難民本隊人道医療支援 二次隊 2018年1月1日

活動日:2018年1月1日
活動場所:ハキンパラ難民キャンプ

【本日の活動概要】
難民キャンプ内視察、診療支援、3次隊への引継ぎを行いました

2018年最初の日をコックスバザールで迎えました。バングラデシュでは大晦日も元旦も祝日ではないそうです。今日は来てから初めての雨でした。

10時頃にハキンパラ難民キャンプに到着したところ、仮設診療所にダッカコミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)のメンバーはまだ誰も来ていなかったので、雨の難民キャンプの中を視察しました。診療所から数百メートルしか離れていないところに「Labour Room」を発見しました。イスラム系のNGOが運営しているようで、かなりしっかりした建物です。新しくできるDCHTのクリニックでも分娩を取り上げることになっていますが、協力体制について検討する必要があると思われました。

集落の中へ上がっていくと、子供たちのための学校がたくさん目に付きます。撮影していると大勢の子供たちが集まってきたため一緒に記念撮影をしましたが、子供たちがとても明るく元気であることに安心しました。水汲み場では順番待ちの容器が整然と並べられており、秩序がきちんと保たれていることに驚きました。雨に濡れてドロドロで滑りやすくなっている坂道は上りも大変ですが下りはさらに大変です。なんとか転ばずに済みましたが、病人や妊婦がこの坂を下りるのは現実的ではないと感じました。

視察から戻ってくると、ちょうどクリニックの準備が始まったところで、ナスラット医師の診療支援に入りました。38.9度の発熱の子供や疥癬疑いの子供がいました。

15時には診療活動を終え、ホテルに戻りました。これまで毎日往復3時間程度の道のりを行き来していた訳ですが、不思議なことに外の景色を見ることにまったく飽きることはありませんでした。ドライバーの運転技術と心のこもったサポートにも大きく感謝です。 17時からホテルでHuMA 三次隊メンバーへ引継ぎを行い、18時からはピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の方も加えて二次隊最後のミーティングを行いました。三次隊メンバーは、DCHTのクリニックの建物が完成してからの運用や周りのクリニックとの連携の仕方について、的確なアドバイスを今後してくれるものと思われます。 地元の皆様に明るい未来が来ることを祈りつつ、二次隊の活動を終えたいと思います。多くの方々の支援と応援、本当にありがとうございました。

仮設診療所でDCHTのナスラット医師の診療支援を行う