活動日:2017年12月28日
活動場所:ハキンパラ難民キャンプ
【本日の活動概要】
診療・患者ケア。また、DCHTの戸別訪問調査に同行しました
本日はダッカコミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)の戸別訪問調査に同行するため早めに診療所に到着したところ、熱傷や外傷の患者が訪れ、HuMAチームで対応しました。
DCHTはMaternal and Child Health(MCH)機能を有するヘルスポストを近日中に開設するため、周産期の女性の健康調査および、世帯全体の生活調査を昨日から実施しています。目標は300世帯です。 診療活動後、我々は2チームに分かれ、HuMA医師はDCHTプログラムオフィサーとヘルスワーカーと共に2つの地区に調査に向かい、HuMA看護師はDCHT医師と医療技師と共に2つの地区の調査に同行しました。
HuMA看護師が担当した地区の一つは、諸々の理由で夫が不在で、女性のみのコミュニティとなっています。。妊娠中にミャンマーから女性と子供だけで避難してきた人も多くいました。初産婦も経産婦もいますが、後者の場合、小さな子供を持つ母親はミャンマーで子供に予防接種を受けさせられずに移住している場合も多く、すべての子供を自宅分娩で出産している例もあります。この調査中に妊娠中毒症の疑いがある人を発見することもできました。
調査員が男性であると直接話すことを嫌い、母親や男性の家族が代わりに回答することもあります。家族以外の男性は触れることもできないので、HuMA看護師(女性)が血圧測定をしたり、下肢の浮腫を確認しました。コミュニティや時には家屋の中まで入るので、彼らの文化に合わせた服装で訪問し看護師であると紹介してもらったことで、言葉が通じないにもかかわらずたくさんの人に話しかけられました。 このような訪問は、ハイリスクの女性や予防接種未実施の子供を見つけるとともに、今後開設されるMCH兼ヘルスポストの広報活動にもつながっています。
HuMA医師は44世帯の調査に同行し、HuMA看護師は40世帯に同行しました。バングラデシュの御用納めも12月28日とのことですが、向かいのホテルでは花火が上がっていました。しかし難民キャンプは不休です。夜はいつものように、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)とミーティングを行いました。
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診療所で外傷の処置をする HuMAチーム | 戸別訪問調査に同行する HuMA医師 | 戸別訪問調査で 血圧測定・浮腫の確認をするHuMA看護師 |