お知らせ

2017ミャンマー避難民本隊人道医療支援 二次隊 2017年12月26日

活動日:2017年12月26日
活動場所:ハキンパラ難民キャンプ、バルカリー難民キャンプ

【本日の活動概要】
診療・患者ケア、視察、DCHT・PWJとのミーティング、資機材補充・確認を行いました

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の方々と、10時前にハキンパラ難民キャンプ内仮診療所に到着しました。同仮診療所の後方に建設中のHealth Postを視察し、設計図やWHOの方式に則ったトイレの設営の仕方と意義についてなど詳しい説明を受けました。また、明日12月27日より開始される妊婦などへの調査の手順などを、ダッカコミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)やPWJのスタッフと話し合いました。

その後、ハキンパラ難民キャンプから車で10分程離れているバルカリー難民キャンプのモバイルクリニックを訪問し、診療支援活動を行いました。風邪や急性上気道炎の症状がある子共たちに対して、昨日のように鼻腔内清拭を行ったところ、多くの子供たちが列を作って並び始めました。DCHTの若い女医であるDr.ディパはとても丁寧に診療をしています。疲れの出てきた若い母親たちの話を聞いてあげることが、カウンセリングになっているようです。途中でパラメデックスの方に声をかけられ往診へ。仮設テントの中には70歳の女性が横たわっていました。体温は38.3度で、血圧は保たれていましたが、脱水がひどく意識も混濁していたため、国境なき医師団(MSF)が運営しているPrimary Health Center(PHC)への搬送を助言しました。

往診後は、国境なき医師団(MSF)のPHCを訪問し、施設内の機能などを説明してもらいました。

明日参加するHealth Cluster 会議の会場となる国際移住機関(IOM)の場所を確認し、その後PWJのスタッフに対し、妊婦への調査の意義や方法、結果の活用法などについて説明するとともに、お互いの役割について確認をし合いました。当日は DCHTよりHealth Workerではなく医師および看護師が同行することになり、HuMA看護師の提案内容を加味した調査が実施されることとなりました。

モバイルクリニックにて診療するHuMA医師子供の鼻腔清拭をするHuMA看護師