活動日:2017年12月14日
活動場所:ハキンパラ難民キャンプ
【本日の活動概要】
ダッカコミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)のハキンパラ難民キャンプ巡回診療所にて、診療サポートを行いました。受診279名中約70名をHuMAが診察。水下痢、発熱、皮膚疾患、中耳炎、更年期障害がみられました。またコックスバザール市内の薬局にて、薬、医療物品の調査をしました。
朝ホテルでDCHTの公衆衛生、統計担当者と待ち合わせ、一緒に難民キャンプに向かいました。 本日はDCHTは2チームに分かれ、医師2名は簡易診療所、医師1名が巡回診療所で診療を行いました。
簡易診療所にはタープが設営され、女性たちが日にあたることなく縦に列を作って並んでいました。昨日のタープ設営のアドバイスを、DCHTのスタッフの方がすぐに実行したことに驚き、対応の速さに感心しました。
HuMAメンバーは、簡易診療所から坂道を10分ほど歩いた丘の上にある難民住居区内で行われている巡回診療で、診療の手伝いを行いました。この巡回診療所は難民住居スペースの一角を借りて、定期的にDCHTが行っている診療所です。すぐ真横に難民の方が住んでいる簡素な住宅が密集しています。定期的な巡回診療のためか、簡易診療所より多くの患者が診療を待っていました。発熱や水様性下痢の訴える子どもが多くいました。また皮膚疾患も多く、しかし痒みに対しては内服薬のみしかありませんでした。その他黄疸の子供が1名いました。発熱、肝脾腫などはなし、水様性下痢があるとのことでした。
昨日一緒に診療した産婦人科のアシャ医師の横に座り、彼女が問診、HuMA医師が診察を行いました。アシャ医師が母親に問診をしている間に、HuMAが子供の診察を行い、二人で診断し処方を決定していくといった形で診療を行いました。これにより一人当たりの診療時間を短縮でき、多くの患者を診察出来たように思います。また、診察して所見を述べると有り難がられました。
HuMA看護師はDCHTの診療補助スタッフと協力して、患者の整列および、子供の体温測定、発熱している子供や具合の悪そうな子供のトリアージ等、医師の診察がスムーズに行えるようアシストを行いました。

診療所の前にタープによる日よけができ、患者さんは日陰の中に

