看護師の報告
4月25-26日はHuMA看護師1名の派遣です。25日はスタッフ数が足りないため、ペアで部屋もちをしました。緊急入院が2件あり、恵寿総合病院では少ないスタッフで対応されており、個々のスキルの高さに感服しました。また、タスクシェアも徹底しています。リハビリテーションスタッフでリハビリ前のバイタル測定を実施したり、ヘルパーさんがシャワー介助を主に担ったり、またiPhoneを利用して多職種での情報共有やリアルタイムでの問題解決をおこなったり、何もかもに感心させられました。このようなタスクシェアの積み重ねで、少ないスタッフでも業務を円滑に行うことができ、患者さんのベッドサイドに寄り添える時間を作る等質の高い療養環境を提供され、より良い看護の提供に繋がるのだろうと感じました。それぞれの専門性を学ばせていただきました。
最終日の26日は、3人組にてペアを組ませて頂き、昨日よりやや重症度の高い患者さん達を受け持ちました。心嚢ドレナージの患者さんなども対応しました。最後には集合写真を撮ってくださり写真を添えたお礼のメッセージカードまで頂き、スタッフの方々の温かい心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも余震等が起こらないことを、そして七尾市や能登全体の復興が進むよう願うばかりです。
医師の報告
HuMA医師は28日に日勤を担当しました。これまでと同様、初療をHuMAが担当し、入院処理などは日直の内科や外科の先生にお願いします。発熱、風邪症状などのwalk inの患者さんが結構おられました。その他、虫垂炎や癒着性腸閉塞などで合計3人が入院となりましたが、午後は比較的落ち着いていました。
今日は一日中快晴で、勤務後は駅まで歩きました。住宅街の中にはまだ倒壊したままの家が多くあり、震災からの復興は本当に年単位で時間がかかるのだろうなと思い知らされました。また、七尾駅前の観光名所の看板を見ていると素敵なところが沢山あるので、ぜひ観光でも来てみたいと思いました。
28日をもって4月の支援は終了となります。