お知らせ

当たり前の生活に近づけるように

布団を配布できた避難者の皆様に、新しい布団は大変好評で、とてもよく眠れたと喜んでおられました。

さらに、今日は段ボールベッドの導入も進めました。避難所の皆さんにもお手伝いいただきました。設置した段ボールベッドの上に新しい布団を敷き、恐る恐る腰かけられていましたが、段ボールベッドが意外と丈夫なことに驚いておられました。

午後には、七尾市でボランティア活動をされている兵庫県神戸市の「被災地NGO協働センター」の皆様から、布団と敷パットを感染症患者発生時に隔離部屋として使用しているお部屋用にいただきました。七尾市から珠洲市までの運搬を請け負っていただいたのは佐賀県武雄市の「おもやい」さんと、西九州大学の被災地支援チーム「OKBASE(オカベース)」さんです。どちらも医療チームではありませんが、これまで数多くの被災地での支援活動をされている団体です。このように支援団体同士で助け合い、被災者の皆様のお力になれることが増えることも、とても嬉しいです。

本日は、他の避難所にも布団を持っていきました。とても楽しみにしていたのか、皆さん、笑顔がいっぱいでした。

避難所には、脳梗塞後の左半身麻痺の方がおられます。自衛隊のシャワーに入りましょうと提案すると、とても喜ばれました。ちょっと恥ずかしい…とおっしゃりながらも、朝からソワソワされ、HuMA看護師の顔を見るたびに、「今日のお昼だよね?」と何度も声をかけられ、本当に楽しみにされていることが伺えました。

娘さんも駆けつけてくださり、奥様と3人で介助入浴が始まりました。奥様も娘さんも渾身的に介助されていました。本来は普通の下着を履きたいとのことでしたが、ここではリハビリパンツを履かれているそうです。そこで、寄付いただいたディスポパンツ(ボクサーパンツ)をお渡しすると、大変嬉しそうでした。娘さんが洗ってくれた綺麗なお洋服に、髪の毛をビシッと整え、気持ちよさそうでした。

早く日常の生活に戻してあげたい、少しでも当たり前の生活に近づけるようにできることをやっていきたい、そんな気持ちになりました。

 

支援団体同士の連携、本当にありがたいです 段ボールベッドを今日も皆で協同で設置