災害支援では、被災者のニーズに応じた支援が重要ですが、それだけでなく、被災者の心のケアも重要です。平時の繋がりがある支援チームは、被災者にとって心強い存在になりそうです。
派遣チームの増員に伴い、救護所・避難所支援で新たに加わるメンバーには、元々被災地と縁のある人々が含まれます。HuMA医師の一人は、今回の派遣に「トライアスロン珠洲」と刻まれていた4つの金メダルを持参しました。
この風光明媚な能登半島先端ではトライアスロン大会が毎年開催され、昨年で第34回を迎えたとのことです。珠洲市民は毎年1,000人以上の参加者を誇る大会を支えてきたということになります。ボランティアや医療体制を含め、町を上げての大イベント、避難民の皆さんもトライアスロンというだけでそれぞれに関わった思い出があるのではないでしょうか。
一方、産婦人科医と助産師が支援している産院でも、メンバーが交代します。明日から支援活動に参加する医師の名前をあげると、研修医の頃を覚えているスタッフも多く、「あの細い！」「いつもルート取ってくれた！」と言った声があがり盛り上がりました。 当直医も戻られ、週末に病院を離れ東京や千葉の実家に戻っていた常勤医師たちが続々と出勤、朝のミーティングは久しぶりに賑やかになりました。
トライアスロン大会や研修医時代の思い出話などを通じて、被災者や地元の方々との交流を深め、被災者の復興の精神的支えに少しでもなれればと思います。
平時の繋がりと言えば…
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| 2011年東日本大震災支援活動でもHuMAを支えてくれた山岳ガイド協会の皆さん。きめ細かなサポートで私たちは安心して医療に専念することができます。 |
本日の活動の様子
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| 処方箋を届けに行く | あられが降る中、感染症疑いの患者対応 |