支援活動 2012-2013フィリピン台風ボーファ被災者医療支援
Philippines – Typhoon Bopha

2012-2013フィリピン台風ボーファ被災者医療支援
 フィリピン南部ミンダナオ島を襲った台風ボーファは被災者620万人、死者行方不明者1,800名以上を出し、避難住民は80万人近くに上っている模様です。現在被災地にはおよそ113ヵ所の避難所があり、避難住民のうち80%以上が避難所の外での生活を余儀なくされています。WHOの調査では避難住民は高血圧、開放創、打撲、発熱、皮膚疾患等が報告されており、200以上ある医療機関のうち半数以上が充分に機能していない状況で医薬品や妊婦のための衛生材料等が不足しているとのことであります。
 ジャパンプラットフォーム(JPF)のご支援により、HuMAは初動調査隊を12月22日から28日まで現地コムポステラ・バレー州周辺に派遣し、今後の医療支援活動のニーズ調査、また現地での医療活動の状況等を調査し、次期本隊医療支援活動の必要性のチェックを重点的に行いました。
 その結果2013年1月1日から31日まで医療チームを派遣し、フィリピンミンダナオ島Compostela Valley州北部ならびにDavao Oriental州で巡回診療を行うことになりました。

最新のお知らせ・活動概要

2013年3月25日現在。
活動報告会(関西)が終了致しました。ご参加の皆様、誠にありがとうございました。


2013年2月20日現在。
今回現地で最もお世話になったと言える、陸軍災害対策本部のモルテラ中佐から、メッセージを頂きました!


2013年1月31日現在。第三次隊チーム全員無事帰国しました。これにてフィリピン台風ボーファ被災者医療支援は終了いたしました。皆様のご支援誠にありがとうございました!

HuMAの活動が、国連人道問題調整事務所(OCHA)から出ている3W(どこで、だれが、なにを)のマップに掲載されました。 このマップはリリーフウェブでアーカイブされ、半永久的に保存されます。 診療活動を行うだけでなく、活動の成果を数値(診療統計)という見える形にして毎回報告を続けていたことが、国際的に認められる日本の医療NGOとして認知される結果となりました。

HuMAは初動調査チームの報告を基に次期本隊医療支援チームの派遣を検討しておりましたが、初動調査によれば、被災地のおよそ113ヵ所の避難所では下痢、皮膚病、上気道炎等の呼吸器疾患、眼病等が発生し、多くの避難住民が疾病で苦しんでいる状況にあることが判明しました。よってセキュリティ面を考慮した上、1月1日より派遣を決定しました。

事業目的は、フィリピン南部ミンダナオ島のコムポステラ・バ レー州の被災地域周辺において、台風被害により避難している住民に対して巡回診療活動を行うと共に、患者数の増加および感染症増加により不足に陥っている医薬品を現地医療機関に供与する、また今回の台風被害における医療支援活動の総括を政府関係機関、医療機関に対して行い、被災住民の医療状況の現状を理解してもらう、でした。

活動資金に関しまして、JPF様に多大なご協力を得ました。ソフトバンク様にも無償で携帯電話をお借りしましたが、ここで感謝の意を申し上げます。また皆様のご支援、誠にありがとうございました!

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