支援活動 2006インドネシアジャワ島中部地震緊急医療支援

5月27日(土)7:54(日本時間)、ジャワ島のジョグジャカルタ南部付近でマグニチュード6.3の地震が発生いたしました。インドネシア政府発表によると、死者数は4,600人に達しジョグジャカルタの35,000棟の建物が瓦礫と化したと報道されています。(5月29日)
HuMAは緊急医療支援のため、医療チームをインドネシアに派遣することを決定しました。
先見調査隊を派遣した後、医師2~3名、看護師2~3名、調整員2~3名の医療チームを5月31日から6月25日まで派遣する計画です。

HuMA現地活動の速報

2006年5月インドネシアジャワ島のジョグジャカルタで医療支援活動を行ないました。
5月31日 先遣調査隊(救急医1名、ロジスティック1名)、聖マリア病院医療チーム(医師2名、看護師1名)をインドネシアに派遣しました。現地カウンターパートとともに被災状況の確認、ニーズアセスメント、サイト選定を行ないます。現地カウンターパートは、ジャカルタに本部を置く、M.H.Thamr in Healthcare Groupです
  現地で活動する日本の国際緊急援助隊医療チームからの情報提供がありました。
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バンツールの市街地やその周辺は、援助機関はほぼ充足してきていると言っていいかもしれません。しかし、近隣の村などでは、アクセスの悪さが幸いして、まだ医療の手が届いていないところも多いらしく、今後はこういったエリアの医療が課題となると思われます。JMTDRも、今日からは近隣の調査を開始、場合によって巡回診療や、第二サイト開設を行うかもしれません。また、今日からは自衛隊の医療チームも入る予定です。(国際緊急援助隊医療チーム)
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HuMAは、他の援助団体、国際機関とも連絡を密に取り、現地のニーズに合わせた援助を行なっていきます。
  先遣隊は無事、ジャカルタに到着し、M.H.Thamr in Healthcare Groupと合流しました。
6月1日 救急・整形外科医師2名、内科医1名、救急看護師2名を派遣しました。
同日、無事ジャカルタに到着しました。
(写真は現地での会議の様子)
現地での会議の様子
6月2日 本日、ジャカルタからジョクジャカルタのバンツールに移動しました。
Kalimasada病院にてニーズ調査、活動調整、診療補助を行ないました。
6月3日 Kalimasada病院にて診療活動(入院患者13名、外来患者8名を診察)
民主党調査団が視察に訪れました。
Kalimasada病院にて診療
6月4日 Kaliamsada病院にて診療。小外科処置を要する傷病者が中心。(入院患者9名、外来患者24名を診察)
周辺地域ニーズ調査のためBAMPAG LIPURON訪問しました。
巡回診療のための車両借り上げました。
Kalimasada病院にて診療
6月5日 Kalimasada病院にて診療。
周辺地域ニーズ調査のためKLATEN訪問。同地域で移動診療実施しました。
(日本人、インドネシア人医師合計4人にて106人を診療)
医師1名サルドジド病院訪問。整形外科的手術の現状調査しました。
Kalimasada病院にて診療
  活動の方向性
Thamrin Groupはジャカルタより医師5、看護師3、調整員1、理学療法士1をKalimasada病院へ派遣。一般車両、救急車を持参している。
HuMAメンバーもKalimasada病院におけるを中心として活動する方針とする。現場のニーズの変化に合わせて、後方病院(サルドジド病院)、移動診療も平行して協力することとした。
  ジャカルタよりISAPH医師2名、看護師1名、兵庫県災害医療センター医師1名、看護師1名、調整員1名と面談した。共にThamrin Groupに協力して活動することとなる。
6月7日 本日、看護師1名とインドネシア人通訳を派遣しました。
6月8日 看護師とインドネシア人通訳がジョグジャカルタに到着し先発隊と合流しました。
6月9日 救急医1名と淀川キリスト教病院医療チーム(1陣)を派遣しました。
6月12日 ロジスティック1名と淀川キリスト教病院医療チーム(2陣)を派遣しました。
6月14日 看護師1名を派遣しました。
6月16日 看護師1名を派遣しました。
6月25日 派遣された全てのスタッフが無事に帰国しました。
インドネシア政府の対応は早く、国際救援を必要としない状態となりつつあります。
今後は生活基盤を整えるための長期援助チームが必要とされております。
HuMAは本日を持って、インドネシアでの活動を終了しました。
今回の緊急ミッションのために多くの方・企業から活動資金援助や物資の援助を受けました。
ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
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