お知らせ

2013フィリピン台風ハイエン被災者医療支援 2013年12月22日

第四次本隊 報告書

2013年12月22日・フィリピンレイテ島Merida町近郊のLibas村

【本日の活動概要】
今朝到着した四次隊医師および看護師各1名を加え、HuMAスタッフ医師3名、看護師3名、調整員2名で活動しました。 今日で巡回診療は終了になり、Rural Health Unit(RHU)での診療を残すのみとなりました。 本日訪れたLibasは、人口2,537名、635家屋中、364家屋が全壊、死者数0で、11月27日に一度、HuMAが医療活動を行った村です。初診か再診か確認しながら集計したところ、再診の患者は25人でした。

本日HuMAがメディカルミッションを行うことを村の人々が知っていたのか聞いてみたところ、村のヘルスボランティアの人たちが、“日本から来たHuMAがもう一度来てくれる”と宣伝してくれていたそうです。今日来られた患者は口コミから皆HuMAのミッションを楽しみに来たということでした。

傷の処置などもありとても二診では追いつかず、結果的にHuMA医師3名の三診体制で診療を行いました。午前中の診療だったにも関わらず、95人の患者が来ました。

今日はMerida RHUの看護師たちから素敵なクリスマスプレゼントを受け取りました。RHUの看護師たちが、HuMAのメンバーへ向け想いを綴ってくれました。いつも助けていただいているのはこちらなのに、と胸が熱くなりました。

All of the HuMA members who helped Merida, Leyte,
Merry Christmas & a Happy New Year.
We’re hoping that all of you will visit again in Merida, Leyte.
All of you will always be remembered.
Take care, good health & thank you so much.

Have a safe trip.

From:RHU Merida
    LGU(Local Government Unit) Merida

屋根が吹き飛ばされたLibasデイケア・センターの修繕Libas村の被害の様子
診察に熱が入る二診でスタート
受付に並ぶLibas村の人々多くの村人が診療を望む。この期待感がやりがい
クリスマスキャップで明るさを演出する調整員HuMA看護師たち@薬局

【診療報告】
本日日曜日はLibas村で午前中のみ診療を行った。

この村は海岸部で人口も多く、前回205名の診療実績があったので約100名程度の受信者数を想定していたが、予想通り95名の来所があり全員を診療した。うち再診は25名であった。前回の傾向と同様、男女比は34/61(男性35.8%)、年齢構成は生産年齢(16-59歳)50.5%、高齢者10.5%、15歳以下の小児39%であった。

これも昨日と同様、処置を要した外科的症例はなく、多くは上気道感染を主とする感冒症状を呈していた。これも昨日と同様、視診のみで十分診断できる甲状腺腫が認められ、ほぼ無症状であるということであったが診療情報提供書を作成しreferとした。Re-consultation症例はなかった。

痛みを伴う治療も。調整員が患者を励ます診療を待つ母子。この子たちの笑顔のために
活気を呈する診療診察希望者が増え、急きょ三診に
Barangay(村)診療最終日のスタッフと協力者たちOrmoc市内の河口に書かれたメッセージ
Thank you for helping Ormoc city