お知らせ

2015バヌアツ共和国サイクロンパム被災者医療支援 2015年4月1日

2015年4月1日・バヌアツEfate島PaunangisおよびPort Vila

【本日の活動概要】
Efate島北部のPaunangis health centerで診療活動を行った。Port Vilaではhealth cluter meetingに参加。また、元首相にお会いした。

チームを二つに分けて活動。本日も朝からPaunangisへ。もともと午前中はアウトリーチする予定であったが、到着早々health centerの看護師から難産の39週の妊婦の相談を受た。すでに陣痛開始から3日目とのことで、ポータブルエコーV scanで診察し、病院での診察、場合によっては帝王切開が必要と判断し、首都Port Vilaの病院への紹介を行った。その後はhealth centerで診療を継続した。

診療の合間には水不足のTakara村へ水を配りにも行き、多くの住民へ水を提供した。またMauna centre schoolに足をのばし、教職員のヘルスチェックを行った。

Paunangis health centerで創縫合を実施する医師Takaraへ水支援へ。昨日から水が
供給されるようになったが、飲水には使用できず

Port Vilaでは本日もcluster meetingが行われ、HuMAの医師1名が会議へ、調整員が公衆衛生会議に参加し、水の需給ギャップ、飲料水の消毒や塩素消毒基準について話し合った。

午後からは全員でPaunangisで合流。診療を続けるとともに、子供たちの目を引く寸劇を交えた衛生指導を現地語で行い大変好評であった。

Paunangisで診察前のバイタルサイン聴取母と子どもに衛生指導を実施する医師

診療を終えてPort Vilaにて日本バヌアツ親善協会の仲介で元大統領と面談した。HuMAが今回バヌアツ共和国へ来た理由、現在の活動内容、今後の予定などについて説明し、お礼の言葉を頂いた。元大統領は明日診療予定のImere村の出身で、我々が医療活動に行くことを住民に伝えておくとのことであった。

二次隊メンバーが本日日本を出発した。