2015年5月31日・ネパール連邦民主共和国 Sindhupalchok郡のRamche
【本日の活動概要】
RamcheのPrimary Health Centerで診療活動を行った。
本日は午前8時に出発したが、日曜日ということが関係あるのかトラックなどは少なめであった。10時前にはPrimary Health Center(PHC)へ到着。準備をしていると徐々に診察を待つ人が増えてくる。日差しは相変わらず強く暑い。
69人が訪れ、驚くことに約3分の1の22人が創傷関連であった。継続して訪れている人もいたが初回あるいは適切に管理が難しい症例もあった。 特筆すべきは頭部の皮膚を欠損し骨が露出した少女の症例である。受傷からは2回目の受診だが、家までは2時間かかるとのこと。我々がまだ活動していない初回の受診時にも、ここでは手に負えないため外国医療チームのサイトを紹介したようだが、余震のために当チームが撤退してしまっていたため受診できなかったようだ。その間はどのようにしていたのか不明であるが、傷はガーゼで覆われ包帯が巻かれていた。他、足や背の皮膚に損傷が認められる怪我をした男性が訪れた。受傷直後とのことで、現地の研修医と協働で縫合を行なった。昼には休憩を取リフレッシュし午後も診療を行った。ドライバーも通訳やシステムに慣れ番号札も有効に活用されている。
診療終了後はPHCの再建予定地をAbiral医師とともに訪れた。移転地には今現在は多くのテントが建てられ被災者が多く暮らしていた。現在PHCのある場所はRamcheであるが予定地はBahrabiseであり、集落が異なるために生じる問題等色々話を聞かせてもらった。派遣医師としてコミュニティーとの関わり方にも簡単ではないことがあるようで、そこへきて震災が重なりかなりの心労が伺えた。
17時前にホテル着、夜はミーティングを行い引き続いて夕食をとった。