お知らせ

2017ミャンマー避難民本隊人道医療支援 七次隊 2018年3月8日

活動日:2018年3月8日
活動場所:コックスバザール

【本日の活動概要】
DCHTが開催したセミナー、National Seminar on Sustainable Health, Environment and Disaster Risk Reduction に出席

HuMAがサポートしているDCHT(Dhaka Community Hospital Trust)はキャンプでの診療だけでなく、ドナー団体との会議やセミナーなどたくさんの事業をしています。本日はDCHTが開催したセミナー、National Seminar on Sustainable Health, Environment and Disaster Risk Reduction に出席しました。Matarbariという地域で行っている事業の活動報告と共に 、ハキンパラのクリニックで活動しているDCHTメンバーとMatarbariの住民とでグループワークをするなど、災害対策のレベルアップにつなげようというセミナーでした。医療過疎で頻回に洪水やサイクロンの被害にあう地域の問題点とその解決策についてディスカッションが活発にされていました。最後にChairmanのProfessor Dr.Quazi QuamruzzamanからPWJ(Peace Winds Japan)とHuMAの紹介をしていただき、感謝を述べられました。MatarbariはHuMAの活動しているキャンプとは異なりますが、それでもこのような会でHuMAを招待していただき、さらにわざわざ紹介してれるところに、これまでの隊が築いてきたHuMAとDCHTとの関係性が見えた気がしました。

セミナー後の会食で、再度Prof Quamruzzamanとお話しをすることが出来ました。7次隊の活動目標として考えていることを提案し、自動血圧計について相談してみたところ、キャンプは非常に暑いためすぐに壊れてしまうのではないかと言われました。メンテナンスがうまくできなければ無駄になってしまうかもしれませんが、自動血圧計を使用することで業務は効率化できるなら、それほど高価でもないし購入してもよいのではないかと考えています。我々の話をしっかり聞いてくださり、提案があればどんどん言ってほしい、と言って頂きました。とても優しく話してくれて、避難民のためにDCHTスタッフのために、ということを我々と同じ目線で考えてくださっているように感じました。13日にダッカに戻る際には、DCHTの病院を見に行けるように手配してくれました。見学に行った折には、次の隊に活かせる情報の収集や、関係性のさらなる構築につながるよい機会にできたらと考えます。

Matarbariでは多くの企業が投資して巨大な発電所や港湾建設が進められており、その関係からヒュンダイがMatarbariのDCHTクリニックにも経済的支援をしているそうです。本日のセミナーの看板にはヒュンダイや他団体のロゴが並んでいました。 ロヒンギャ危機以前からのバングラデシュ国内の問題にも対応が必要な上に、難民急増という危機が起こり、それでも積極的になんとかしたいと思っているバングラデシュの人たちの懐の深さに感銘を受けました。

終了する頃には午後も遅くなっていたため、本日もキャンプに行くことが出来ませんでした。

セミナーの様子ChairmanのProf Quamruzzamanと