お知らせ

2017ミャンマー避難民本隊人道医療支援 四次隊 2018年1月11日

活動日:2018年1月11日
活動場所:DCHTヘルスポスト(Hakimpara) DCHTモバイルクリニック(Moinarugona)

【本日の活動概要】
完成したヘルスポストの診察の視察、DCHTモバイルクリニックのチェック、DCHTモバイルクリニック診療支援

本日はHuMA看護師とPWJ(Peace Winds Japan)スタッフ の最終日です。DCHT (Dhaka Community Hospital Trust)ヘルスポストの診療風景を準備段階から見たいと思い、いつもより早く当地に向かいました。DCHTヘルスポストに到着すると水道の配管が完成しており、ようやく全てが完成したようです。受付の場所は昨日の待合の場所に変更しており、入り口に患者さんがたまらないように座らせていました。午前中は、PWJスタッフはヘルスポストの診療の様子を確認し、HuMAチームはDCHTモバイルクリニックの確認にまわりました。

ヘルスポストでは、地元のTBA(Traditional Birth Attendant)が患者さんの案内を手伝っていました。2つの診察室にDr.Dipongkor Binod SharmaとDr.Ismot Araが座り診察を開始。受付、薬局にHealth workerが2人で対応していましたが、処置が入ると、受付担当がいなくなり、流れが滞ることがありました。室内は大理石調のシートで覆われていますが、裸の乳児がそのまま座ったりするため、ヘルスポスト内の衛生面に注意が必要かと思われました。

一方、HuMAチームは5次隊以降への効率的な申し送りのため、DCHTモバイルクリニックの位置と地図上の場所をDCHTのMr. Khairul Alam と再度確認しました。その後、Pregnant Women and Child Delivery Center (Hakimpara) のDr. Afsana Aimanに再度聞き取り調査を行いました。妊婦や経産婦の受診がこの5日間で急激に増加していました。同一民族のスタッフを起用したり、文化的な違いに配慮したシステムを構築した結果によるものと思われます。また、Hakimparaの16-18の支援団体がHakimpara Army check pointの近くで、月2回程度会議を行なっており、主催はMinistry of Health and Family Welfare、会議内容は医療のみに留まらずHakimpara難民キャンプ内の人口や住居建設の状況なども報告しているとのことでした。時間は2-3時間、DCHTのスタッフも参加しているようで、この会議の存在をようやく把握できました。不定期の開催のようで、次回開催時は可能であれば是非ともHuMAも参加したいと思います。

その後HuMAはDCHTモバイルクリニック(Moinarugona)へ移動しました。Mr.Diponkar Roy (medical assistant)の診察を補助し、約20名の診察補助を行ないました。 Mr.Roy に聞き取りを行うと、彼は3ヶ月このミッションに参加しているが、休日は1日もないとのことです。モバイルクリニックでは10時から16時までで、昼食は取れず、トイレは難民キャンプのトイレを利用しているそうです。彼らのシフトについて改善が必要と思われました。

DCHTヘルスポストに帰ると、患者さんが室内でたくさん待っており、原因はDCHT医師1名の体調が悪く早退し、もう1名が昼食を取っていたため、診察が途切れていたようです。診療スタッフの休息も大事であり、やはりシフトの確認は必要と思われます。

明日はHuMA医師はブロック視察に同行し、distribution listの作成状況を確認する予定です。

診察待ちヘルスポスト前にて
モバイルクリニックで診察するHuMA医師難民キャンプから産気づいた妊婦を運ぶ時は
このように