活動日:2018年1月5日 活動場所:DCHT仮診療所 (Hakimpara)、建設中のDCHTヘルスポスト、 Temporary Medical Centre Hakimpara、 CIMCH Health Centre Medical Camp、 DCHTモバイルクリニック(Tanjimarkhola)
【本日の活動概要】 建築状況視察、複数の医療施設訪問インタビュー
朝、いつものHakimpara Camp地のDCHT (Dhaka Community Hospital Trust) 仮診療所に着くと、患者さんがとても少なく、聞くと、朝方寒く外に出たくないということと、さらに今日は金曜で礼拝の日にあたるため、みな心を整えお祈りの準備をしているのだと教えてくれました。
丘の上に登り建設中のDCHTヘルスポストを視察すると、床にはレンガが敷かれ、壁にはトタンがはめられ、屋根もだいぶ出来上がってきました。現場監督に医療廃棄物の処理について確認すると、バングラデシュ政府のcode of conductに則り、建物の裏に穴を掘り、そこに落とし込み、カバーをかぶせ、焼却はしないとのことでした。
10時半ごろ、DCHT仮診療所と軒を連ねるお隣の簡易テント、政府系のTemporary Medical Centre Hakimpara (Ukhiya Upazila Health Complex, Cox’s Bazar) を訪ねました。主に答えてくれた代表的な人物は Dr. Abu NaserでUNICEFからリクルートされた方です。この診療テントは政府の家族福祉保健省の運営で、9月25日にここで診療を開始し、難民が戻るまで続ける予定です。9時から15時の外来のみで患者は1日200-250人ほど。普段から何かあればDCHTと協力し合い、医療支援を行っています。 最も多いのは呼吸器感染。ジブテリア疑いはこの1ヶ月半で30ケースほどでしたが2週間前から落ち着き始めたそうです。 ジフテリアワクチン接種に関しては、ワクチン接種カードを接種後に渡しているが、人々に捨てないよう指導するのは大変とのことです。家庭調査や衛生指導、水まわり状況などを毎日行っており、これらのレポートをfield managerに上げると政府、WHO、UNICEFに共有されるそうです。 彼ら政府系のヘルスワーカーの家庭訪問に一度同行させて頂きたいと頼みましたが、このUkhiya地区を統括する保健省のトップに許可をもらうように言われました。トップへの訪問を計画します。
11時半ごろ、CIMCH Health Centre Medical Campを訪問。CIMCHとはChittagong International Medical College Hospitalの略で、私立医科大学病院の運営する診療所です。スタッフは医師2人、薬局2人、看護師1人、ボランティアの受付2人の全部で7人。全く休みなく9時から16時で金曜も混雑しています。患者は毎日150から200人。呼吸器感染、下痢症、皮膚疾患が目立ち、男性より女性の方が多いようです。他にも3つのキャンプで運営していますが、outreachは行っていないとのことです。