活動日:2017年12月17日
活動場所:ジャムトリーキャンプ難民キャンプ、
クパロングコミュニティーヘルス、マイナコナの診療所
【本日の活動概要】
本日のダッカコミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)の診察患者数は合計557名。HuMAは午前中の診療を途中で切り上げ、DCHTのスタッフの案内で、キャンプ内から搬送される施設のうち、2か所の診療所をピースウィンズ・ジャパン(PWJ)のスタッフと共に視察しました。
ハキンパラ難民キャンプから車で10分ほどの距離にあるジャムトリーキャンプで行われるDCHT巡回診療に参加しました。キャンプは丘の木を伐採して建設されたもので、丘の上に所狭しとオレンジのシートの屋根が並び、頂上にはにキャンプのブロック名がかかれた旗や看板が立てられていました。難民の居住地が面する狭い路地にゴザを敷き、小さな椅子とテーブルを置き、DCHTの医師2名と患者の診察を行いました。
医師の診療の間、HuMA看護師はDCHTスタッフと一緒に難民居住地内を視察しました。8月から難民キャンプで暮らしている11歳の男の子が、ちょうど学校が終わったところとのことで案内をしてくれました。 近くにある井戸を見学すると、彼はそこで水を汲む住民達に水の状態を聞き、「この水は掃除や洗濯には使えるけれど、臭いもあるし茶色いから飲用にはしていないよ」ということを、私達には身振り手振りで、同行した現地スタッフには現地語で伝えてくれました。巡回診療から帰る時も私達の荷物を持ち、来た道を自ら先導してくれました。 難民キャンプで出会った小さなボランティア、 今日の私達をサポートしてくれた彼が、いつか自分の夢をかなえられるよう、私達には私達にできることを精一杯やろうと思いました。
![]() | 田んぼのあぜ道の先に丘の木々を伐採して、 難民居住地が建設されている。 |