お知らせ

海辺の町で、私たちができること (10.09)

本日は朝から青空が見え、暖かな日差しが降り注ぎ、半袖で過ごせるほどの陽気でした。しかし、風が強く、浸水地域の泥が乾き、舞い上がった土埃で目が痛み、歩行が困難です。特に、私たちが活動している海沿いの街では、滞在している場所の屋上から波の音が聞こえるほど、海が近いです。美しい青い海ですが、河口付近では川の水が泥で濁っているため、海の色が次第にベージュ色へと変化しています。川や海が本来の透明さを取り戻すには、どれほどの時間がかかるのでしょうか。被災された方々が、いつ平穏な日々を取り戻せるのか、そんな思いが頭をよぎります。

午前中は、高齢者介護施設で、オムツ交換、トイレ誘導、水分摂取介助、食事介助を行いました。午後は、水分摂取介助、入浴介助を行いました。段々と入所者の方々の名前を覚え、私を覚えてくださったのか、声をかけてくださる方も増えました。これまで病院では一人ひとりに対応していましたが、二人同時に行う食事介助に最初は戸惑いました。しかし、昨日まで無言だった女性が、今日は積極的に話しかけてくれ、たくさん食べてくれたことに感動しました。

突然、知らない人が介護にあたり、戸惑う方もいらっしゃると思います。少しずつ信頼関係を築き、負担をかけないよう、これからも寄り添ったケアを心がけていきたいです。