お知らせ

海辺の町、高齢者施設での一日 (10.05)

本日は派遣者の入れ替わりの日です。新たに看護師1名を、高齢者介護施設に派遣しました。施設では、派遣者にCovid-19の徹底的な検査を求めており、その結果が陰性であることを確認した上で受け入れを行っています。入居者の安全を第一に考える、施設側の強い責任感が伝わってきます。

早速入浴介助のお手伝いに入りました。前任の派遣者からの細やかな引き継ぎがあったので、初日からスムーズに動くことができました。100歳を超えた女性の方と接する機会があり、可愛らしい洋服の色を褒めると、はにかむように顔をほころばせてくださったのが印象的でした。 明るく話しかけてくださる方もいて、緊張がほぐれていくのを感じました。今日は清掃担当の方のお休みということで、入浴介助の後には脱衣所の掃除も。その後はオムツ交換の介助をして、一日の業務を終えました。

夕刻、施設近くの銭湯へ向かう途中、不思議な感覚に包まれました。海沿いの道は、民家や商店の電気がほとんど消えていて、まるで深夜のよう。人の気配がほとんど感じられず、波の音だけが静寂の中で響いていました。職員不足が深刻だという話を聞いていましたが、この街の静けさは、その現実を突きつけられているかのようでした。

それでも施設では、入居者の方々の笑顔が絶えません。限られた人数の中で、職員の方々は献身的にケアをされていて、頭の下がる思いです。明日はどんな出会いがあるのか、楽しみな気持ちでいっぱいです。

 

のと里山海道へ