本日は珠洲市で活動するHuMAチームからのレポートです。珠洲市チームは、朝は保健医療福祉調整本部会議に出席したり、保健師さんたちと情報共有を行ったりします。担当している避難所では、環境改善や診察、巡回診療など、さまざまな支援チームと協力して活動しています。
巡回DVTチームがポータブルエコーを携えて、HuMAが担当する避難所に来ました。このうち2チームは、HuMAチームとともに避難所や個人宅に出向いて下肢静脈エコーの検査を行いました。避難所では1名に静脈血栓が認められましたが、陳旧化の傾向があり、内服処方とフォローが必要であるため、総合病院への紹介を行いました。また、先日歯科医師による義歯の調整を行った方へのフォローアップで再訪問し、口腔内の観察が行われました。左下に潰瘍があり、今後も歯科医師によるフォローが必要と考えられました。また、同行していたDVTチームが下肢エコーを行いましたが、血栓はみられず、一安心でした。
避難所では、高齢の方々が部分入れ歯や全部義歯を使用しているケースが多いです。そこで、HuMA歯科衛生士チームが歯ブラシや入れ歯ケースの配布を行い、その使用方法について説明しました。また本日は、日本医師会災害医療チームJMATによる講習会が避難所で行われました。HuMAは誘導を手伝い、感染対策の一環として、ご寄付いただいたおしぼりを参加者にお渡ししました。
歯ブラシなどを配布・使用方法の説明をおこなうHuMA歯科衛生士チーム | 排水不可の環境下における入れ歯ケースの使用方法を説明中 |
支援物資の中から、口腔ケアに関する商品の在庫をチェックする | JMATによる講習会において、おしぼりを配布 |