お知らせ

寒さや道路状況は厳しくなっています。たどり着けない集落も

昨日、発生した両下肢を124時間挟まれた90歳女性はピースウィンズ・ジャパンが対応し、珠洲市総合病院へ搬送され、減張切開を要したものの生存しているとのことでした。

昨日より技術系支援団体が入り、重機を使用したりして支援しているとのことです。それぞれの組織で役割分担を実施しています。災害時健康危機管理支援チーム (DHEAT) が入り、mobile pharmacy も開始となりました。

HuMAは隊を3つにわけ、診療、衛生管理、アセスメントを行ないました。診療組は午前中8人を診察し、4人を診察しました。メンタルケアが必要な方もいました。衛生管理組は、施設担当者と相談し、感染隔離用の部屋を確保しました。

アセスメント組は、馬渡集落、是久集落、宝立浄化センターでアセスメントを実施しましたが、緊急で対応する事案はなくまずは安心です。朝日避難所は体温計がなかったため、物資を依頼しました。善野集会所、石尾谷内集会所は今回も土砂崩れと道路崩壊によりアクセス困難です。

夕方の会議では、珠洲市で連絡が取れた開業医は数院ありますが、薬剤処方はできるが診察は難しいと報告されました。とある保育所でコロナが発生。Mobile pharmacyが開始されました。薬の鑑別も実施してくれ、健康増進センターに災害処方箋を処方後は、薬剤の配送は自衛隊が行ってくれるとのことです。

会議では、メンタルケアが必要な避難者が徐々に増えてきたことを説明し、災害派遣精神医療チーム(DPAT)に診療を検討していただきました。

明日以降、大雪のため、主要道路の通行止めが起こる可能性が高いとのことです。夜は2名が受診。本日も夜に停電がありました。明日から避難所でようやく入浴が始まるとのことです。避難者の方々に聞き取りをおこなったところ、今一番下着が欲しいとのことで、生活サポート部会に物資を依頼しました。避難所は未だネット環境は整っていません。夜になっても雪はしんしんと降っていて、寒さは厳しいです。