ミャンマーの西部地域に住む住民がミャンマー政府から迫害を受け、隣国バングラデシュへ避難を開始し、その避難住民はおよそ50万人近くに上り劣悪な環境のもと避難生活を送っているとの情報を受け、HuMAは同じNGOのピースウィンズジャパンと現地で連携し、11月11日より初動調査隊を開始しました。医療支援活動のニーズ調査、また現地での医療活動の状況等を調査し、次期本隊医療支援活動の必要性・可能性のチェックを重点的に行いましたが、その結果、本隊を派遣することになりました。
2018年5月19日に報告会を行います
7次隊まで充実した支援活動を行えたのも皆様のご支援のおかげです。
HuMAは5月19日に東京にて本ミッションの報告会を行います。是非ご参加ください。
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撤収について
本隊派遣に関しまして、検討の結果、4月30日に事業終了を決定しましたが、それに伴い、世界保健機構・DCHT・PWJ及び在バングラデッシュ日本大使館に対し、Emergency Medical Team Exit Reportを提出しました。
本隊派遣について(2018年3月12日現在)
これまでハキンパラ地区難民キャンプへの入口では当局による検閲が断続的に実施されていましたが、HuMA 派遣者は活動時に携行している旅券、ビジネスビザおよび 活動のパートナーであるDCHT(Dhaka Community Hospital Trust)からの招聘状を提示することでこれまで問題なく検問を通過し、支援活動を日々続けておりました。しかしこのたび3月11日に、以前から避難民キャンプへの立ち入り禁止であった観光ビザ取得者のみならず、ビジネスビザ取得者もキャンプへのアクセスが禁止となりました。
8次隊を4月上旬に派遣する方向で調整を進めておりましたが、一旦計画を保留します。但し、事態が好転する可能性もあるので、DCHT、PWJやJPF、在バングラデシュ日本大使館や外務省とも連絡を取りながら、バングラデシュ政府の動向を慎重に見極めつつ、今後の派遣の可否を決定していきたいと思います。
2017年12月10日より認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)様の助成対象事業として本隊派遣を開始しました
1次隊は主に診療の補助を中心とし地元医療メンバーとの融和を図り、後に続く派遣員が受け入れられやすい土壌を作り上げました。2次隊は地元医療機関の現地調査に同行するなどして難民の栄養状態や健康に関する生活状況を見極め、今後の診療や啓発活動に向けた方針を立てることに協力しました。 HuMAはバングラデシュで活動している地元NGOと連携して、いまだ十分でない医療支援を行っております。避難生活は長期化しており、ワクチンや医薬品など不足しているものがたくさんあります。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
2017年11月16日 初動調査隊が無事帰国。皆様のご支援を引き続きお願いします!
現地では、地元の病院やWHO、すでに支援を開始しているNGOのご協力のもと、様々な情報を頂くことが出来ました。初動調査隊の報告に基づき、避難民の方に役に立ち、さらに地域や避難民の方に負担や迷惑をかけない支援の形をこれから検討していきます。初動調査はHuMA自己資金で行いました。我々の活動は会員の皆さまやその周囲の方々のご寄付で支えられています。皆様のご協力を引き続き宜しくお願い致します。