本日の活動をもって、HuMAの支援活動は終了となります。日中は半袖で過ごせるほどの穏やかな日々が続いていましたが、ここ数日は冷え込みが厳しく、ウィンドブレーカーが手放せません。冬の訪れを感じます。ちなみに「HuMAのウィンドブレーカー、かっこいいですね」と、ユニフォームが大変好評でした。
利用者の方々との入浴介助では、「今日で最後なんですね。寂しいです」と、温かい言葉をたくさんいただきました。入浴後、一緒に新館へ戻る際、ある方が「かんにんな〜かんにんな〜」と能登弁で感謝の気持ちを伝えてくださいました。「こんな年寄りに優しくしてくれてありがとう」という意味だそう。お風呂上がりの温かい手が、私の手を包み込むように温めてくれ、珠洲の人々の温かさを深く感じました。
集落は、かつて40世帯あったのが今では5世帯ほどに減ってしまったそうです。今後について、新しい家を建てて珠洲に残るか、家族のもとへ行くか悩んでいる方が多いとのこと。それでも、あるスタッフの方は、『この災害で多くのものを失いましたが、そのおかげで、普段なら出会えなかった人たちとの貴重な出会いがありました。感謝しています』と言っておられ、困難な状況下でも前向きなこの言葉に感動を覚えました。
最後の挨拶の時、皆さんが集まってきて「いつまでもここにいればいいが」「また来てね」と、たくさんの感謝の言葉をくださいました。玄関まで見送られ、私が見えなくなるまで手を振ってくださる姿に、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
少しでも被災地のために役立てたらという思いで一か月間支援を続けてきましたが、活動を通して、地域の人々の繋がりや助け合いの大切さを改めて実感しました。本当にありがとうございました。微力ではありますが、今後も何かできることがあれば力になりたいと思っています。被災地の一日も早い復興を心から願います。
最後までみんな笑顔で | 私たちの活動を支えてくださったピースウィンズ・ジャパン様。ありがとうございました! |