お知らせ

珠洲市の被災地を歩き、人々の声に耳を傾ける (09.28)

活動2日目の朝は、拠点としているPWJ珠洲事務所から徒歩で周辺を散策しました。近くの寺院は全壊し、墓地には倒れた墓石が散乱しており、いまだ復興の手が届いていないことを肌で感じました。その後は、珠洲市健康増進サポート部会の朝ミーティングに参加。様々な組織が集まり、被災地の現状と今後の支援について活発な議論が交わされました。

いくつかの避難所や福祉施設を訪問し、被災者の方々とお話をしました。ある避難所では、閉鎖を前に片付けが進められており、1月の地震で被災された方と再会。仮設住宅への移住を控え、複雑な心境を打ち明けられました。別の施設では、職員の不足や感染対策の課題などが浮き彫りになりました。

しかし、ある公民館を訪れた際、温かい再会が待っていました。訪問時に「やっぱりブルーのユニフォーム(ヒューマ)はいいね!ヒューマだね!ありがとう!」との声を受け、前回の支援でつないだバトンが被災者の心に残っていたことを非常に嬉しく感じました。

仮設住宅団地では、新たな生活が始まっていました。支援学校のグラウンドで遊ぶ子どもたちの姿を見かけ、少しずつ日常が戻りつつあることを感じました。

今回の調査を通して、被災地の現状と課題が浮き彫りになりました。医療的なニーズは少ないものの、高齢者を中心に生活支援が必要な人が多くいます。心理的なケアの必要性など、様々な問題が山積していることも事実です。被災地の復興には、長期的な支援が必要です。

 

被災者の方とじっくりと向き合い、話を聞く 部会の本部長から依頼を受け、訪問