金沢出発~珠洲市まで活動初日、金沢市を出発し、珠洲市へ向かう途中、道中の様子に変化を感じました。前回の地震時よりも多くの人々が行き交い、特に外国人観光客の姿が目立ちます。石川県庁の健康福祉部医療対策課の方々にご挨拶し、前回の能登地震支援時に作成したHuMAの活動報告書を提出しました。現在の奥能登の情報やこれから実施していくことなどの情報をいただきました。金沢から穴水町までの道路は、補修工事が進み、段差もなくなり、復興の一部が垣間見れました。穴水町から珠洲市へ通じる道は多くの場所で崩落の跡が見られました。補修済みで通行は可能ですが、一部徐行して進んでいきました。
珠洲市到着~宝立小中学校 珠洲市に到着し、かつてHuMAチームが診療活動を行った宝立小中学校を訪れました。前回は避難所として利用されていましたが、現在は仮設住宅が立ち並び、様相が一変していました。隣の七尾特別支援学校珠洲分校からは、子どもたちの元気な声が聞こえてきて、一時は安堵したものの、珠洲市役所に向かう道中は地震による傷跡がまだ残っていました。
関係者とのミーティングと今後の活動
珠洲市健康増進サポート部会では、関係者の方々と意見交換を行いました。前回の地震時にお世話になった方々と再会し、石川県の保健師チームからは現在の状況について詳しくお話を伺うことができました。特に、宝立地区の仮設住宅が水害の影響を受け、住民の方々が困難な状況にあることを知り、改めて支援の必要性を痛感しました。HuMAチームは、今後、Peace Winds Japan (PWJ)との連携のもと、孤立集落への物資搬送等のサポートや、被災地の住民の方々を訪問していく予定です。
PWJ珠洲事務所にて、現在の珠洲市内の被災状況・交通状況・避難所情報を確認 | 状況は極めて深刻 |