避難所の小中学校に仮設トイレが追加となりました。スロープの付いている多目的トイレで、まずは、ある程度使用者を限定して利用できるようにしていきます。設置中、広島の日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)の方々も視察され、どのようなADLの方に使用していただくのがよいか、助言をいただきました。その後、横浜市保健師さんと共に、避難所の皆さんにトイレの困りごとを聞き取りしていきました。「もう新しいトイレ見たよ」と、心待ちにされている方もいました。
実際の困りごとに関しては、やはりトイレ前の段差の上り下り、便座からの立ち上がりに難渋しておられ、トイレットペーパーホルダーを支えにして立ち上がっている方もいます。これまでのADLを低下させず、安全に活動範囲を維持するために、対象者をピックアップさせていただきました。トイレの使用が分散されることで、既存のトイレの詰まり等のトラブルも減少すれば良いと思います。明日から試用を開し、感想を聞いていきたいと思います。
避難所の巡回では、お一人ずつお話を聞かせていただきました。概ね健康・体調でお困りである方はおられず、基本的には内服薬もしっかりと継続しておられ、新規の診察や受診に繋がる方はいませんでした。ベットなど住環境、内服のこと、歯科受診のこと、血圧が気になることなどの相談は上がりました。適宜その都度ご説明させていただきました。午後には静岡県日本災害歯科支援チーム(JDAT) が歯科相談で訪問されました。我々も環境整備などで簡単な援助を行ないました。小児を含む合計4人の受診があり、相談に対応いただきました。
スロープ付多目的トイレ設置のお手伝い | JDAT静岡、横浜市保健師と歯科診療開設しました |