お知らせ

ヘリ搬送や避難所調査を行いました

活動日:2024年1月4日
主な活動場所:石川県珠洲市
 

 

【本日の活動概要】
ヘリ搬送、避難所調査をおこなった。

善野集落に自主避難所が出来ているとの情報があった為、自主避難所の確認及びアセスメントを行うため向かうも、道中の道路損傷が激しく、土砂崩れで寸断されているという情報もありました。よって、訪問を断念し別の自主避難所や指定避難所を訪問しました。

避難所調査
水・電気・ガスは止まっており、水は各自の備蓄・湧き水で対応、電気は懐中電灯で灯を確保。ガスは通っていない為、プロパンガスやかまどを使用し調理・水の煮沸を行っている避難所がありました。暖は石油ストーブを使用しており、適度に暖かい状態ではありましたが、避難住民がほぼ高齢者であり灯油が切れた際に、灯油を運ぶ等のマンパワー不足が懸念されました。トイレは便器を使用し、川から組んできた水を使用し流し対応しなければなりません。食料・水・灯油・乾電池等の物資切れや処方薬切れを懸念されている方も多く、避難者のストレスも心配でした。

他の避難所でもトイレ問題は深刻で、トイレは使えないが、使用する人がいて、便器が詰まる問題が生じていました。高齢の避難者が多く、夜に転倒が多いことや、感染症対応のための空き部屋がない避難所もありました。

避難者が多すぎて、薬を処方できていない人が多数いるが、声掛けできない状態も続いているようです。地域から避難してきた人は、持参薬やお薬手帳がなく、何が処方されているか分からない、避難者の本来の状態が分からないので健康状態に問題がないか医師に診てもらいたい、という声もありました。

クラッシュ症候群患者の航空搬送
発災時にボートに挟まれ、1月3日に救出された高齢患者を金沢まで搬送しました。 

様々な医療ニーズが見られた一日でした。

 

ヘリ搬送をおこなう 道路状況は極めて深刻